昨年6月に割り出ししたホペイオオクワガタの幼虫が菌糸ビン底に蛹室を作って既に蛹であることを発見。
人工蛹室に移すことにしました。
1ライン目のホペイオオクワガタ早くも蛹へ
ホペイオオクワガタは2ラインいます。
1ライン目は、福建省産ホペイオオクワガタ♂72♀45です。
昨年6月22日に割り出し、幼虫が15頭採れました。
割り出し時の記事はこちら↓
菌糸ビン1本目は800㏄で、2本目の交換は9月26日で、この時雌雄判別して♂は1400㏄、♀は800㏄に入れ替えました。
菌糸ビン2本目交換時の記事はこちら↓
10月からは温室に入れて飼育していたものになります。
2本目交換時の体重は25gで、1ライン目のオスの中では3番目に大きい幼虫の蛹となります。
無事羽化できれば、7か月羽化個体ですね。
ホペイに関しては、明確な目標とかはなく、国産オオクワの大型血統のようなものでもないので、オスは平均して75㎜UPで羽化してくれればいいなあと思っているところです。
私、ホペイ・国産合わせても、最大でたしか74㎜だったかと思います。
今期のホペイの累代飼育で工夫したところ
今までは、温度管理をせず室内ですが、常温で飼育しておりました。
また、菌糸ビンも1本目は500㏄、2本目以降は800㏄で飼育しておりました。
今回は、温度管理をして越冬させずに成長させること、菌糸ビンは1400㏄を使って幼虫が狭いスペースで妥協することなく大きくなれるようにしました。
この2つの点が改善した点です。
温度管理は、夏は室内をクーラーで25度に抑えたのでいいかなと思ったのですが、夏場も22‐23度がよいということを後から知りまして、それでヒラタクワガタの多くが、年内羽化となりました。
オオクワガタももう少し温度を下げたほうが良かったようで、それが今回の7か月目での蛹となって表れたのだと思います。
人工蛹室へ
実はもう1頭年末に♂(26.5g)が蛹になったのですが、そちらはビンの中ほどに作っていますので、自然に羽化するのを待つことにして、今回はビン底に作ってしまった蛹を人工蛹室に移します。
人工蛹室は、昨年本土ヒラタクワガタの羽化で♂♀両方作りましたので、それを再利用します。
人工蛹室作成の記事はこちら↓
今回は蛹を掘り出して人工蛹室に入れてあげるだけの作業となります。
①人工蛹室に水を含ませます。
②1400㏄菌糸ビンから蛹を掘り出します。
③取り出して人工蛹室にセット。
結び
以前は、そもそも幼虫体重を測ってもいませんでした。
今回がある意味本格的な累代飼育になるのかなと思います。
9月26日に25gで、それから更に2か月半位は大きくなる期間があったと思うので、それからどれ位プラスアルファがあったのかなかったのか結果が楽しみです。
久しぶりにオオクワの蛹を見れたのもうれしかったです。
くれぐれもそっとしておいて、しっかり羽化してくれるのを待ちたいと思います。
人工蛹室ですのでタイミングが合えば、羽化の観察もヒラタの時のようにしたいですね。
それでは!
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