ホペイオオクワガタ1ライン目♂72㎜♀45㎜の3本目菌糸ビン交換をやりました。

 

結果は山あり谷ありで、いろいろ考えさせられます。

 

読者の皆様にもぜひご教示願いたいところです。

 

 

 

♂最大サイズだった幼虫の菌糸ビンを開けると…

 

既に♂でも蛹もしくは蛹室が確認されているものがいるので、それを除いての菌糸ビン交換となります。

 

このラインの多くは、簡易温室で管理していましたので、その中からのビン交換です。

 

1本目は、前回(9月26日)の菌糸ビン交換の時に最大体重28.5gだった子です。

 

 

実は、この子、前回の菌糸ビン交換の時に、スプーンでぶつけてしまって、調子悪かった子なのです。

 

菌糸ビンに交換しても丸一日潜ることができず、2日目に見たら潜ってはいました。

 

ただ様子がおかしかったので、やはりどこか傷つけてしまったのではないかと思って心配しておりました。

 

菌糸ビンも底に食痕が出ましたが、あまり動いていないようでしたので、より一層心配でした。

 

気にかかっていたこの子のビンをまずは掘り返すことにしたのです。

 

幼虫は生きておりました!

 

 

が、お尻のところが黒ずんでいて、菌糸は全く食べておらず、体も小さいです。

 

測りにのせてみると、なんと、13g、でした。

 

 

前回28.5だった子が13g。体重半減以上ですね。

 

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恐れていたことがやはり起こりました。

 

幼虫をよく観察してみると、こんな感じです。

 

 

お尻の部分が黒ずんで壊死している感じですかね。

 

菌糸ビンに潜ったはいいけど、何も食べれなくてこの3か月過ごしたのでしょうか。

 

大変残念ですし、前回うまく掘り出してあげれなくて、申し訳ないです。

 

ごめんね。

 

この子が羽化できるのかどうかわかりませんが、どうも何も食べれなそうなので、この子は、1400㏄からダウングレードして800㏄に入れて管理しようと思います。

 

3本目交換は、暴れ防止と羽化不全を予防するの観点からマット飼育にします。

 

この子は800㏄ボトルにマットを詰めて、入れておこうと思います。

 

谷あれば山あり

 

2本目は前回22.5gだった子です。

 

 

気持ちを切り替えて掘り出しに着手。

 

 

あ、でもこれはちょっと蛹室っぽいなあ。ヤバい(;^_^A

 

蛹室自体をかなり壊しちゃったので、掘り出すしかないと決めて、引き続き掘り出すことに。

 

慎重に幼虫を取り出し、測りの上においてみます。

 

 

27.5gでした!

 

おお、よかった。

 

こちらは健全に育っていたようです。

 

確かに蛹室を作っていたとは思いますが、幼虫的にはまだ前蛹まで行ってはおらず、元気に潜っていく感じでしたので、ほっとしました。

 

こちらはマットを詰めた1400㏄のボトルに入れて完了。

 

やはり温室に入れている子たちは、今が大体蛹室作り~蛹の時期にあるようです。

 

最後の温室飼育の♂

 

3本目は前回体重24.5gの子ですが、こちらも既に蛹室を作っているんじゃないかという気がしたのでそのまま掘り出さずにおこうとも思ったのですが、掘り出してしまいました。

 

 

今日の2本目のように体重アップした姿(数値)をみたくてその誘惑にあっさり負けました。

 

蛹室が出てくることを前提に今度は慎重に掘り出していきました。

するとやはり蛹室が!

 

穴が開いて中の様子が半分ほど見えます。

 

 

まだ蛹ではないけれど、この子はかなり前蛹に近い状態のようです。

 

これではマット交換は無理そうです、このままそっとしておくことにしました。

 

こちらは蛹室のてっぺんを少しだけ穴をあけただけですので、それ以上掘り返さず、菌糸ビンのフタを閉めました。

 

願わくば、2本目のように体重アップした状態で、前蛹に進んでいますように。

 

♀は?

 

4本目今回の最後の1本は、800㏄菌糸ビン入れてある前回体重10.5gの♀です。

 

 

♀は基本800㏄の2本かえしでいくプランなのですが、この子だけ、菌糸の食べ具合がいいので、3本目も必要かなと思い、特別に交換することにしました。

 

掘り出してみると、黄色味がかった幼虫ではありますが、まだ蛹室は作られておりませんでした(多分)。

 

測りにのせると、9g、でした。

 

 

もっとぐっと大きくなっているのではないかと期待していたのに…

 

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う~ん、このサイズダウンは何なんだろうかなあ~

 

菌糸の食い具合がいいとか思ったけど、やはりアバレだったのかもしれませんね。

 

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結び

 

ホペイこのライン全12頭は以下のような状態になっております。

 

前回2本目交換9月26日

28.5g → 13g(1月5日)(3本目)
26.5g → 蛹
25g → 蛹(人工蛹室)
24.5g → 前蛹(1月5日)
22.5g → 27.5g(1月5日)(3本目)
20g → 常温で2本目で飼育中


14g → 蛹
12.5g → 幼虫
11.5g → 羽化 45mm
10.5g → 9g(1月5日)(3本目)
6.5g → 羽化 38㎜
8g → 蛹

 

検討中なのは♂20gで、常温で成長がそんなに早くはないと思うので、今の段階でマット交換にするべきか菌糸ビン交換にするべきか、どっちの方がより大きく育つのか。

 

マット交換はもう十分に育ち切った3令後期幼虫に適用するのがいいと思っています。

 

また♂20gはそのまま常温で飼育すべきか、スペースが空いたので、簡易温室で飼育すべきか。

 

♀は親超え(45㎜UP)、♂は75㎜UPを目指したいですが、どういう結果になるでしょう。

 

色々疑問も書いてしまったので、読者様からもご意見いただけたら幸いです_(_^_)_

 

それでは!

 

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