初めてのクワガタ採集は20歳過ぎてからのコクワガタ

 

「もしもし、母さん。イヤー今日はえらいことになったよ。なんとコクワが、コクワガタが、いっぱい採れたんだ、ついにやったよ!」

 

20歳過ぎてからやっと初めて自力で採集したのがコクワガタでした。しかも大小オスメス合わせて20匹以上も。すっごくうれしくかったです。

 

あまりのうれしさに、採集地の最寄り駅から母へ電話で報告しました。母は虫好きでは無論なかったですが、ずっと虫好きの私を応援してくれた存在です。

 

都会育ちの昆虫少年

 

ずっと東京新宿育ちです。小さいころから虫好きで、小学校が終わると、虫取り網をもって西新宿にある中央公園にむし取りに行っていました。

 

といっても、とるのは主にバッタやカマキリ、トンボ、セミ、コガネムシなど。カブトムシ、クワガタムシはのどから手が出るほど採りたかったですが、さすがに新宿の高層ビル街に隣接している中央公園ではどうしても見つかりませんでした。

 

近所には明治神宮や代々木公園があり30年以上も前ならカブト・クワガタいたかもしれませんが、幼い昆虫少年の私にはそこへ一人で行って独力で捕まえる才覚はありませんでした。

 

そもそも新宿の木はけやきで、クヌギやコナラはまれなほうで、木を見てクヌギと認識できるようになったのは、恥ずかしながら20歳過ぎてからではなかろうかと思います。

 

私の知る限り新宿区にはいわゆる雑木林はあまりなかったです。

 

カブトムシやクワガタムシはデパートの屋上で親にねだって買ってもらうしかなく、オオクワガタは当時盛んだった昆虫展でお目にかかるしかありませんでした。

 

約20年間、自室にクワガタがいなかったことはありません

 

紆余曲折はありましたが、20代以降採集したり購入した生体の累代飼育をやっておりました。オオクワガタのブリード飼育も15年位は続けていたかと思います。

 

この2年ほど、仕事やその他で忙しくなり、クワガタから離れていました。もうずーっと離れてしまうのかなと思っていたところ、コロナ禍が起きて、それがきっかけでまたクワガタとの共同生活に帰ってきました。

 

そんな都会っ子昆虫少年の三郎です。知識も技術も初心者に毛が生えた程度のものですが、純粋に好きなむしの話をこのブログで語っていけたらなと思います。

 

皆様どうぞよろしくお願いいたします。いろいろご教示いただければ幸いです。