2020年飼育種を振り返る②-ホペイオオクワガタ

4月21日にヤフオクで、福建省産ホペイオオクワガタ♂72mm♀44㎜ペアを購入。

 

1か月後の5月26日に福建省北峰産ホペイオオクワガタ♂77mm♀48㎜ペアを購入しました。

 

彼らとのこの1年を振り返ります。

 

 

 

私はもともとホペイオオクワガタのファンで、ヤエマルから再開したクワ活ですが、再度ホペイオオクワガタにも挑戦しようと思いました。

 

クワガタの飼育はそれまで常温飼育でずっとやってきたので、温度管理したらもっと大型の個体が羽化してくれるのではないか、それをテーマにホペイの飼育も始めることにしたのです。

 

温度管理して、幼虫を越冬させないで成長し続けられる環境を提供したらどんな個体がうまれるのだろうという興味でした。

 

ホペイオオクワガタ♂72mmペア

 

今までは大抵昆虫ショップで購入していましたが、コロナ禍で外に出ずらいので、生体の入手も全てヤフオクに頼ることにしました。

 

ホペイらしさがよくでている個体がほしいなあと思い、ホペイは多く出品されていましたので、目を皿のようにして写真を見ながら、どれにするか決めました。

 

そこで選んだのがこの72mmペアで、落札価格は8900円です。

 

 

 

生体が到着してワクワクしながら、段ボール箱を開けて見たのですが、これがちょっと自分がイメージしていたのと印象が違っていたのですね。

 

生体は、写真の個体に間違いないのですが、あまり感動がなく、なんというか、残念なことですが、その生体のことをあまり好きになれない感じがしました。

 

オオクワ・ホペイオオクワの飼育はずっとしてきたので、もう目が慣れてきてしまったのかもしれません。

 

立派なちゃんとしたホペイオオクワであることに間違いないのですが。

 

そんな感じでちょっと出だしがよくなかったのですが(生体は何も悪くないです)、このタイミングで出会ったクワガタなのだからしっかり飼育していこうと気を取り直しました。

 

早速ペアリングして産卵セットを組もうと思いましたが、我が家にきた当初はまだゼリーにも手を付けず、二人ともマットに潜って静かにしておりました。

 

えさを食べ始めたのは、到着から2週間後のゴールデンウィーク過ぎごろだったと思います。

 

そこですぐにペアリング同居させ‐産卵セット-割り出しと、とんとん拍子で進みました。

 

割り出しの結果は卵・幼虫含め15頭です。

 

72㎜ペアに災難が降りかかる

 

その子どもたちのことは後で書くとして、産卵を終えた後の彼らの飼育について書きたいと思います。

 

実は彼らに大変な災難が起きてしまったのです。

 

無知な私は、コバエ対策で殺虫剤を使ってしまい、彼らにそれを曝してしまったのです。

 

殺虫剤は、ベープマットとアースおすだけノーマット、です。

 

 

結論から書くと、オスは1週間位ショック症状が出ておかしかったのですが、1週間を過ぎたころ、すっと回復し元気になりました。

 

メスは回復することができずに残念ながら☆にさせてしまいました。

 

彼女が亡くなった時のことを書いた記事はこちら↓

 

まだまだ長く生きれたのに、とても申し訳ないことをしてしまいました。

 

うまく殺虫剤も活用しながら、クワガタ飼育を続けている方もいるようですが、それにはどうしてもリスクが伴いますから、私としてはもう殺虫剤によるコバエ対策はしないつもりです。

 

コバエ対策決定版の記事はこちら↓

 

後に残ったオスは独りになってしまいましたが、9月以降は元気になって、今は越冬させています。

 

子どもたちはCBF11になりますが、9月26日の2本目の菌糸ビン交換で3頭☆になっていましたが、残りの12頭は順調に成長しています。

 

そして早くも12月8日に♀1頭が羽化してきました!

 

その子のことを書いた記事はこちら↓

 

これはちょっとミスってしまい早期羽化させてしまった個体で、後の11頭は来年2月ごろ羽化してくる予定です。

 

ホペイオオクワ♂77mmペア

 

こちらは私が72㎜ペアだけに飽き足らず、手を出してしまったペアになります。

 

どうしてももう1ペア自分の納得のいくホペイが欲しくて購入したのです。

 

72㎜ペアの1か月後の5月26日落札した生体となります。落札価格は7750円でした。

 

♂77mm♀48mmのホペイオオクワとしては大型個体のペアとなりました。

 

 

 

写真がカッコよかったのですね。実物もカッコよかったです。

 

今年からクワガタの写真を撮り始めたのですが、オオクワのかっこいい写真を撮るのがとても難しくて、苦労しました。

 

自分の中で実物のカッコよさを反映していると思える写真がなかなか撮れないのです。

 

他のクワガタは実物と写真はそんなに違わないような気がするのですが、オオクワは私にとっては写真の見え方によって微妙なところでカッコよくなったりそうでもなかったりするのでなかなかいいと思える写真が撮れません。

 

ヤフオクも数枚の写真だけで決めるわけですが、それだと実物を見た時微妙に違和感が出てしまいます。特にオオクワガタは。

 

やはり実際の生体を自分の目でしっかり見て購入するのがベストという当たり前の結論に至った次第です。

 

このペアの子どもたちも、偶然にも72ペアと同じく15頭とれまして、こちらは15頭全頭無事で現在幼虫やっております。

 

来年2月位に羽化してくるのではないかと思います。
(簡易保温室で管理しています)

 

77㎜ペアも殺虫剤の被害に…

 

実はこの77㎜ぺアも、アースおすだけノーマットの被害に遭わせてしまいました。

 

一時期は、77mmのオスもメスも生死の境をさまよったのです。

 

72㎜ペアと違い、メスは翌日には回復したのですが、オスのほうが重傷で…。

 

残念ながら後遺症のようなものが残ってしまいました。

 

神経をやられているようで、足がうまく使えず、必ずひっくり返ってしまい、自分で起き上がれないようになってしまったのです(転倒防止材とかはあっても)。

 

 

私が起こしてあげても、すぐ自分からひっくり返ってしまうのです。

 

それで私は神経がおかしくなってしまったと思ったのですが、しばらくして気づいたのが、ゼリーは与えると食べるということです。

 

食欲はあるのか…

 

そしてゼリーを食べている間は、ひっくり返らないのですね。

 

またそのゼリーを食べる量が半端なく、1日1個はたいらげます。

 

普通オオクワって人前だとあまり食事しませんが、その事故後の彼は人前でも構わずにゼリーを爆食いするようになったのです(なってしまったのです?!)。

 

 

その後、ひっくり返るのを防止するために、ケースにマットを入れ、その上にミズゴケをケース上まで入れて飼育することを試してみました。

 

これで転倒しない状況を作れると思ったのですね。

 

ところが!

 

なんとオスはミズゴケの中に潜らせても、しばらくすると自力でケースのてっぺんまで出てきて、その上でひっくり返ってしまうのですね。

 

 

あ~、やっぱりダメだー、このまま潜ることもできなければ冬は越せないだろうなあ、と思っておりました。

 

ところが!

 

11月に入って数日したころ見てみると、オスちゃんミズゴケとマットの間に潜っていたのです!

 

 

そして現在に至るまで、ミズゴケの中に潜りっぱなし → 越冬成立!ということになりました。

 

結び

 

いろいろありましたが、今はそれぞれにかなり愛情が出てきて、引き続き大事に飼育していきたい気持ちです。

 

そして子どもたちが羽化してくるのが楽しみです。

 

種親たちはゆっくり休んで。

 

子どもたちは元気に育ってくれよ。

 

それでは!