殺虫剤を使わない安全なコバエ対策方法②

7月位からずっとコバエのトラブルを抱えてきました。

 

これまでの経験を踏まえてここでもう一度コバエ対策の注意点とクワガタ安全な対策方法をまとめたいと思います。

 

 

 

コバエシート

 

今年のコバエ騒ぎの発端は、ヒラタクワガタの産卵セットに挟んでいたキノコバエ防止用の新聞紙が食い破られて穴をあけられていたことです。

 

穴を開けられる要因は、セットの地表と新聞紙の距離が近いことです。

 

 

マット産み用の産卵セットですから、マットはある程度深さをもって詰めるわけですが、メスが容易に新聞紙に飛びつけるものだと、簡単にメスの牙によって穴があけられてしまいます。

 

産卵セット及び新聞紙等のコバエシートを挟むときは、メスの届かない高さ(地表とシートとの距離)は確保しなければなりませんね。

 

またもし、穴を開けられたら、それが分かった時点で、即対処、つまり新しいコバエシートをセットすることです。

 

これを怠ると、気づいた時にはキノコバエが大発生することになります。

 

私の場合はこれで完全に侵入・侵出されてしましました。

 

私がやらかしてしまった詳細についての記事はこちらから↓

 

コバエシートは、新聞紙かダイソーのコバエ除けシートがよさそうです。

 

ミタニのディフェンスシートでは、穴が大きくて、キノコバエは防げませんでした。

 

クリアスライダーやコバエシャッター等のコバエ防止機能がついているケースでもキノコバエの侵入侵出を完全に防止するのは難しいようですので、コバエシートは必要のようです。

 

殺虫剤の使用はやめたほうがいい

 

私が以前の記事で紹介して、実際に使ってみたものです。

 

ベープマット、アースノーマット

 

今回は私はベープマットを使用しました。

 

 

結論から言うと、確かにケースの外に出てきた部屋の中にいるキノコバエをやっつけることできますが、使用はお勧めできません。

 

毒性は、蚊やキノコバエをやっつける程度でショウジョウバエにもきかないとのことですが、直接浴びてしまうと、クワガタの成虫にも幼虫にも悪影響が出ます。

 

クワガタに狂気を起こさせてしまった怖い悪影響の記事こちらから↓

 

ケースの中に毒成分が入らないように、しっかり新聞紙やコバエ除けシートで防御すれば、ダメージを与えずに済む場合もあります。

 

またそうすれば使っても大丈夫という報告もネット上にはあります。

 

しかしなにかのミスで生体にベープマットを浴びせてしまう可能性を考えると、常時使うべきでは絶対ないし、どんなリスクがあるかわからないので、生体を大事に思うなら原則使うべきではないと思いました。

 

私は今後は使いません。

 

おすだけベープ、アースおすだけノーマット

 

こちらはベープマットよりもさらに強力な殺虫剤になります。

 

 

蚊やキノコバエだけではなくショウジョウバエにも効くやつです。

 

ワンプッシュで、24時間効くかもしれませんが、クワガタにも当然有害で、ベープマットと同じ理由で、原則使うべきではないと思います。

 

私の場合は、部屋だけではなくキノコバエがわいたケースにもクワガタを退避させた後、ケースにむけてキノコバエにワンプッシュおみまいしてやりました。

 

その結果、ケース自体を汚染してしまいました。

 

ケースを水洗いしたにも関わらず、そのケースにクワガタを戻したら、クワガタがノックダウン作用を起こし、錯乱状態(めちゃくちゃに動き回り、自分からひっくり返るを繰り返す)に陥りました。

 

クワガタはもちろんのこと、クワガタの飼育用品や飼育資材(マットや材、転倒防止木)にも吹き付けるべきではありません(私だけかな(-_-;))。

 

もし誤って吹き付けたら、それらの用品・資材は、全て破棄することを強くお勧めします。

 

殺虫剤は大変強力で危険ですので、クワガタ飼育環境下では使うべきではなかったと大変後悔しています。

 

キノコバエへの対処

 

上のことを踏まえた上でキノコバエにどう対処したらいいのか考えてみました。

 

基本はコバエシート

 

コバエシートは成虫・幼虫問わずケースを使用する場合は、注意すべき点をおさえつつ使ったほうがいいです。

 

ミタニのディフェンスシートだけではキノコバエが入ってきてしまうので、ディフェンスシートの上に新聞紙もはって2重にしてふたをするというアイデアを伺いました。

 

これだと保湿効果も期待できるのでよさそうです。

 

できればマットは冷凍保存

 

産卵セットや幼虫飼育用の発酵マットは冷凍保存ができるといいですね。

 

ただフリーザーを用意しなければならないのでハードル上がります。

 

不織布袋でケースから部屋への侵入を防御

 

えさ交換以外は触らないケースやボトルでの幼虫飼育の場合は、ダイソーで売っている不織布でできた衣類入れを使うのがお勧めです。

 

 

この中にケースやボトルを入れて、チャックをしてしまうと、キノコバエは絶対に外に出れないので、ケースから部屋の中にキノコバエが侵入するのを防げます。

 

部屋に出たキノコバエは電撃殺虫器で仕留める

 

部屋の中にいるキノコバエには今後は殺虫剤ではなく、電撃殺虫器を使用しようと思っています。

 

 

薬剤ではないので、人やペット、その他の昆虫には優しいのでよさそうです。

 

紫外線の光でキノコバエやショウジョウバエをおびき寄せて、感電死させるものです。

 

アマゾンで2000円~4000円位で売っています。

電撃殺虫器 蚊取り器

 

今は、これが一番安全かなと思っております。

 

結び

 

以上がこの夏体験したキノコバエ対策の到達点ですかね~

 

たくさんの方からアドバイスもらいました。ありがとうございます。

 

むしを飼っている以上、キノコバエを完全に排除するのは難しいかもしれません。

 

私はマンション暮らしで家族もいるので、できうる限り、迷惑かけないよう気をつけて、これからもクワガタ飼育やっていきたいと思います。

 

それでは!