ミヤマクワガタの産卵セットを組んで16日が経ちました。少し早いのかもしれませんが、今日でメスは退場してもらうことにしました。
後は産んでくれていることを願うばかりです。
ここまでの紆余曲折を記します。
産卵セットの組みなおしとメスの交代
7月25日に産卵セットを組みなおしました。
理由はケースが小ケースで、しかもその場合、目一杯マットを固詰めすべきところを、7分目位までしかやっていなかったからです。
ケースの7分目位までしっかりマットをと聞きますが、それは大ケースの場合で、小ケースで7分目というと実際は7-8センチ位の深さしかとれなくて。
種親はWDのメスだったのですが、すぐ地表に出てきてしまって、見ると大体いつも地表を歩いていました。
こりゃいかんということになり、意を決してケースを中ケースにし、しっかり深さを取ってマットを詰めることにしたのです。
そこまでの詳しい経緯はこちらの記事で↓
それが7月25日のことで、その後もちょくちょくメスの動向を見ていましたが、どうももぐっていない(-_-;)
持ち腹大丈夫かあ~という気持ちになって、やきもきしておりました。
WD個体を2ペア入手していたので、同じ25日に、もう一方のメスをいざというときのためにスタンバイさせることにしました。
オスとの同居です。
WD個体だから、2匹とも持ち腹でないなんてことは考えにくいですが、もしこのメスが産卵スイッチ入らないなら、もう一匹はダメ押しで同居もさせて、それで交代することもありだと考えていたのです。
25日から28日の朝まで、およそ3日間産卵セットを見守りましたが、セットをバージョンアップしても、やはりこのメスは潜っていくようではありませんでした。
そこでついに選手交代をすることを決めました。
オスとの同居生活を解消させて、1頭目のメスと交代させたのです。
それが7月28日のことです。
今日は8月12日、2頭目のメスを産卵セットに投入して16日、およそ2週間ちょっと経ちました。
こっちのメスはオスと飼育下で交尾させたことになるので、もし子どもが育って、羽化してきたら、WF1じゃなくて、CBF1ですね。
累代表記についての詳しい記事はこちら↓
新メスを入れてから
28日に投入してからの様子ですが、今度は潜ってくれました。
2-3日に一回位は顔を出していることもありましたが、おおむね潜っている感じです。
私はそれに手ごたえを感じて、今度はいけるんじゃないだろうか、このメスにかけてみようと思ったのです。
私の健気なミヤマ産卵セットへの仕えっぷりを描いた記事はこちら↓
温度管理、湿度管理、私のできる限りでやったつもりです。
簡易な保冷室ですが、19-20度を維持しました。
霧吹きも2日に一度はかけて保湿に努めました。
こんなに手をかけたのは初めてじゃないかしらというくらい、気を遣ってきました。
なにしろ飼育に温度管理を入れて初めて臨む夏でしたので、気合が入っていたのです。
またいままで自分の中では無理だと思ってあきらめていたミヤマクワガタやヤエヤママルバネクワガタのブリードを成功できたらどんなにうれしいだろうと思っていたのです。
2週間にしてメスを出すことを決意
初めは、産卵セットの側面や底面を毎日みていたのですが、中々卵らしきものは見つかりません。
そこで不安になってSNSのコミュニティで質問してみると、どうもミヤマクワガタは、ヒラタクワガタのように、側面や底面などの見えるところには卵を産み付けないことが分かってきました。
それからはケースを保冷室から出してケースの周りを熟視することはやめました。
まあ、メスにとっても、そっちのほうがよかったと思います。
こうして、主に、簡易保冷室の保冷剤(ペットボトル)と、2日に一度の霧吹きの日々がしばらく続きました。
その間もユーチューブ動画でミヤマの産卵セットについて調べていたのですが、次のようなことがわかってきました。
ミヤマのメスも多く産むメス、少ししか産まないメスがいること。
私がたまたま見たミヤマの割り出し動画では、卵と幼虫あわせて40頭とれていました。
また一方で、SNSの投稿では2週間の産卵セットへの投入で、11頭卵がとれたともありました。
ちなみに今期しかけた本土ヒラタは、2週間で24頭を産みました。
正直私としては、10~15頭とれれば十分(キャパの問題で)ですので、これは不用意に産ませるのもまずいなと思うようになり。
今回のメスは私的にはおそらく産んでいると思うので、2週間ちょっとですが、ここでメスを退場することに決めた次第です。
結び
(お疲れさまですね~)
産卵セットの割り出しは、2週間から1か月後にしようと思っております。
卵が見えないので、どれくらい取れているのかわからず、そわそわしますが、卵ではなく幼虫からとりたいので、我慢してもうしばらく産卵セットの維持に努めたいと思います。
その間に幼虫が姿を見せてくれるとすごくホットするのですけどね。
引き続き、産卵セットの環境の維持(温度管理、湿度管理)につとめながら、割り出しの日を待ちたいと思います。
8月中に割り出せたらいいんですけどね~
それでは!
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