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- ホペイオオクワガタ
6月22日ホペイオオクワガタ72mmペアの産卵セットから割り出しを行いました。
割り出しのタイミング、道具、産卵木、一次保存、残骸の保存、そして結果もレポートします。
割り出しのタイミング
卵は2~3週間で孵化しますので、メスを産卵セットから取り出して3週間から4週間後に割り出しを行うと大体が初齢幼虫で取り出せるのではないかと思います。
産卵セットからメスを取り出したのが5月29日でした。25日後の取り出しとなります。
3週間以上置いたので今回の割り出しでは卵はないかなと思いましたが、それでも5個卵も採れました。
割り出し道具
私はマイナスドライバー、スプーン、ナイフを使います。マイナスドライバーでまず事足りるかと思います。
マイナスドライバーは、ツカミ(グリップ)が太くしっかりしているものがいいですね。力が入れやすいです。細くてひょろひょろしているものだと力を入れにくいので。
産卵木
産卵木はいつも昆虫ショップで買うのですが(実際に見たり触ったりしたいから)、今回はコロナ禍ということもあり、ネットで頼みました。
今回はオオクワのモンスターさんで販売している「夏菌材」。
植菌材ですが、既に樹皮ははいであり、加水が必要な材です。
Mサイズ 440円 / Lサイズ 550円
以前はもろもろモンスターさんの飼育用品を使っていて、当初は今年もモンスターでそろえようと思っていたので、この夏菌材にした次第です。
一本につき水を何CC加水すればいいか説明があるので加水の量も迷わなくていいです。
夏菌材は私自身も初めて使うので、今回で効果のほどが見れます。
幼虫の一時保存
採れた幼虫は、小プリンカップに一頭ずついれていき、採取が終わったらマットを軽く詰めて、ふたに穴をあけて保管します。
割り出しの実際
2本材を入れておりましたが、メスが初めにかじっていたほうから割り出すことにしました。
表面はかじられているのですが、実際には割ってみて食痕が見つかるとほっとしますね。
はじめの一頭目の発見でさらにほっとしますね。
材を大きく割った時に、まっさらだとがっくりしますが、逆に2~3匹いっぺんに見つかると嬉しいですよね。
材の割り方は、それぞれ好きなように割っていけばいいと思いますが私のやり方と注意点だけ挙げておきます。
・グリップの太いマイナスドライバーを深く持って、少しずつ割っていきます。深く持つと、力を入れやすいですし、ドライバーの先をコントロールしやすいです。
・材の中に挟まった幼虫の採り方
まずは幼虫の周辺を慎重に削っていって、おのずと落ちてくるようにします。
それでも出てこない場合は、糸くずになった材の断片を使って、幼虫の口に挟ませる。幼虫は一度かむとしばらく話さない癖があるのでそれで引っ張り上げられる。
割り出しの結果
産卵セットにメスを投入していた時期は20日間です。
初齢幼虫15頭、卵5個(多分一個はダメそう)。全部で20頭採れました!
結局はじめにかじってたほうに幼虫10頭、卵2個入っていました。
もう片方から幼虫5頭、卵3個取れました。
残骸の処理
材は大体割りましたが、一部芯の部分で堅くて割れないところもありました。
取り残しもあるかもしれないので、残骸の材は同じケースに戻して1か月後に再度幼虫がいるか確認したいと思います。
幼虫は小プリンカップで一時管理
採れた幼虫は、最初に書いたようにプリンカップに入れておきました。
割り出しの片づけをした後、今度は幼虫飼育用のマット、フジコンのクワデブロ発酵マットでプリンカップを埋めて、ふたにはキリで穴をあけて、ふたを閉めて一時保管とします。
これから菌糸ビンを注文しますので、到着次第(一週間以内予定)、菌糸ビンに入れていきます。
結び
20日間の産卵期間で20頭はまずまずいいペースで産んでくれたのかなと思います。
そもそもホペイオオクワガタのもう1ペア追加購入が今回のメスの取り出し時期を早めた理由になります。
当初15頭位取れればいいと思っていたので、十分な結果だと思っています。
夏菌材は威力はどうだったのでしょうか。産卵セットの期間がそんなに長くなかった割には、結構産んでくれたのではないでしょうか。
更にあと10日産卵セット期間を延ばしていたら、30頭に手が届いたのかなあ?という感じですが、いかがでしょうか?
引き続き、本土ヒラタの割り出し、ホペイオオクワ77mmペアの割り出しもやっていきたいと思います。楽しみです。
それでは!
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