2020年を振り返る-三郎のきもち

今年最後の投稿では2020年のクワカブ飼育活動を振り返って、思い出すことをつらつらと書いてみたいと思います。

 

 

 

昆虫系ユーチューバー

 

 

今年の4月に緊急事態宣言が発令され、自粛生活(それまでも在宅の仕事が多かったのですが)を余儀なくされたことがきっかけで、私のクワ活は再開されました。

 

暇というわけではないけれど時間があり、ユーチューブを見ていたところ、昆虫系ユーチューバーのクワガタ動画を発見してしまったのです。

 

そうしたらすごく面白くて。

 

おススメユーチューバー紹介記事はこちら

 

クワガタ飼育活動の実際を動画で見せてもらうことは、書籍のみの情報とは違って、入ってくる情報量が圧倒的に多いのです。

 

文章や写真からくる情報のよさは、動画に取って代わられることはないと思いますが、ユーチューバーさんの個性とクワガタ生体の魅力がひとつになったクワガタ動画にはすぐにはまってしまいました。

 

1本だけとか思いつつも、気が付いたら2~3時間ずっと見てたりして。

 

グーグルで「クワガタ」と検索

 

 

グーグル検索でも自分が昔飼育したクワガタ、思い出に残っているクワガタを調べてみると、飼育方法などいろいろ出てきます。

 

その中にマルバネクワガタとかオオクワガタとかもありました。

 

マルバネクワガタは温度管理ができなければだめなので、自分にはその環境は構築できないなあと思ってあきらめていました。

 

しかしふと「簡易保冷室」、というキーワードを見つけて。

 

そのキーワードと「クワガタ」を組み合わせて検索していくと、簡易保冷室・保温室の作り方のブログ記事やユーチューブ動画がいくつも出てきます。

 

 

それらを読んだり見たりしているうちに、自分でも簡易保温(冷)室を作って環境を構築することができるという確信が持てたのです。

 

自分の中でどんどんもう一度クワガタ飼育にチャレンジしてみたいという気持ちが高まっていきました。

 

過去うまく飼育できなかった種にもう一度チャレンジしたいという気持ちにもなりました。

 

私が温度管理に目覚めたときの記事はこちら↓

 

第二の生体入手方法‐ヤフオクの存在

 

 

ヤフオクの存在も非常に大きかったですね。

 

それまでは昆虫の生体を買うのは主に昆虫ショップでした。

 

緊急事態宣言と自粛生活で、ショップも今年の4月5月はほとんどが休業になり、そんな中、もしやと思ってヤフオクを見てみました。

 

するとこちらではクワガタのデパートのような状態が繰り広げられているではありませんか!

 

昆虫ショップだと棚に置いてあるクワガタにしかアプローチできないですが、ヤフオクなら、国内外産問わず、季節も問わず、かなりレアな生体まで出品されています。

 

その中には昆虫ショップでもめったにお目にかかれないヤエヤママルバネクワガタもいたのです。

 

飼育用品も、通販でいくらでも入手できることを知りました。

 

私はアナログ人間というわけではないのですが、虫についてはとてもアナログだったことに気づきました。

 

家から一歩も出なくても、生体も飼育用品も全部揃うじゃん!ということにようやく気づき、ついにヤエヤママルバネクワガタ、ホペイオオクワがガタ、本土ヒラタクワガタと立て続けに手を染めることになったのです。

 

本土ヒラタクワガタをヤフオクで購入した時の記事はこちら↓

 

コロナ自粛のおかげ

 

 

こんな風にネット環境を駆使してクワガタ飼育を始められたのは、コロナ自粛のおかげであるとも言えます。

 

そうでなければ簡易保冷室内の冷凍ペットボトルを一日3回交換するなんてこととてもできません。

 

今年ミヤマクワガタの飼育・産卵・幼虫までの過程を経験できたのはコロナ禍の自粛生活を結果として利用できたことが大きいです。

 

低温種を実際にやってみてわかったのは、夏場の保冷環境は簡易保冷室だけでは本格的にやるのはなかなか難しいということでしょうか。

 

ミヤマクワガタ産卵セットとの日々をつづった記事はこちら↓

 

SNSのグループの存在も

 

 

もう一つ大きかったのは、SNSのクワガタのグループに入ったことです。

 

それまで私自身がずっと欲しかった虫友仲間とつながれたことです。

 

個人的にお付き合いしている方はまだほとんどいませんが、投稿‐コメントを通して多くの方と情報交換ができました。

 

また疑問・質問にも回答していただき、これは書籍やショップからの情報に匹敵するほどの価値があると思いました。

 

実は私、大学に入ったらずっと昆虫サークルに入りたかったのです。

 

虫友作って、みんなで虫の話したり、採集しに行きたかったのです。

 

実際に入学してみたら、なんと入った大学に昆虫サークルがなくて、愕然としました。

 

そんなこともあり、結構ずっと孤独な昆虫少年?青年?だったです。

 

実際には虫友とつながれる環境がインターネットの普及によって、知らぬ間に構築されていました。

 

これに参加したことで、私自身の昆虫趣味は質・量ともに大幅に拡大したのではないかと思います。

 

クワガタ飼育ブログ

 

 

最後にもう一つ、今年のクワ活がそれ以前と大きく違った点はブログを始めたことです。

 

これによって私の虫との付き合いの質は格段に上がりました。

 

むしを見て、世話をして、それを言葉にしていくというブログ作業は、今まで体験したことがないほど私をむしたちと向き合わせてくれました。

 

むしたちとの関わりの質というか密度が増した気がします。

 

その中でたくさんの気づきがあり、それを記事に残せたことは私にとっては大切な財産です。

 

それはきっとユーチューブとは違うものだと思います。

 

やって見せること(動画)と、文字(言葉)に残しておくこと(ブログ)は違うし、うまく説明できませんが、伝わる質自体が違うものなのではないかと思います。

 

発信する側にとっても、受け取る側にとっても。

 

クワガタのきもち、を始めてちょうど半年ですが、ある意味、クワガタ生体たちに引っ張ってもらって続けられたように思います。

 

これが、三郎のきもち、というブログだとしたらとても半年間も続かなかったのではないかって。

 

来年もできる限りブログ更新して、私自身の中でクワガタ趣味の独自のスタイルを確立したいなあなんて思っています。

 

生体と私とブログ読者とがつながっていけるような、そんなスタイルを築けたら面白いんじゃないかなといま思っています。

 

できるかどうかわからないですが、生体はそれぞれのプロセスで待ってはくれないので、まずは頑張って彼らについていって、これからも彼らのことを私なりにレポートしていきたいと思います。

 

結び

 

 

来年はぜひとも野外採集の記事をあげたいと思っています。

 

今年はコロナ禍で、家族の反対もあって、夏は外に遊びに出してもらえなかったので、来年はできれば、採集やりたいです。

 

都会っ子昆虫少年の採集なので、カブトムシとかコクワガタとかそんなものですが、東京には武蔵野の雑木林がまだ残っています。

 

カブトムシやクワガタが採れるフィールドを少しずつでも開拓していければなあと思います。徒歩ですけど…

 

そんな感じで、来年も引き続きクワ活やっていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 

それでは!