初めてのミヤマクワガタ産卵セットの割り出し

7月28日に産卵セットを組み、2週間後の8月12日にメスの取り出しを行ったミヤマクワガタ産卵セットですが、8月27日ついに割り出しを決行しました。

 

産んでいるのかいないのか?卵なのか幼虫なのか?

 

 

 

割り出しへの思い

 

産卵セットを組んでちょうど一か月後の割り出しでした。またその真ん中にメスは既に取り出しております。

 

メスを2週間で取り出したのは、産んでいたとしたら、多産になりすぎるのを恐れたからです。

 

その時の経緯と思いを書いた記事はこちら↓

 

本当は幼虫になってから取り出したいと思っていて、その場合は、最短でも9月半ばまでは待たねばならないなあと思っていたのです。

 

しかし産んでいるかどうかもわからない状態で、それを信じてあと2週間産卵セットを見守る(保冷環境を維持する)のは、とても心もとなく。

 

産んでいれば少なくとも卵は確認できるはずなので、我慢できなくなり、8月中に割り出しすることに決めました。

 

本当は卵からの管理には苦手意識があり、幼虫を確認してから割り出ししたかったのですがね。

 

産卵セットについて

 

1か月温めた(実際には冷やした)、産卵セットの割り出しです。

 

温度は20度を維持し、メスももぐってくれて、できるだけのことはしたつもりですので、これで全然産んでいなかったら心が折れると思いながらの割り出しでした。

 

産卵セットはマットの固詰め7割、残りフワッとのシンプルな構成です。

 

底に黒土を詰めたりとか、底4-5cm固詰め、途中からやや固詰め、最後ふんわりという何層かに分けて詰めるやり方はしていません。

 

また産卵誘発のための産卵木も入れていません。

 

マットは完熟ミヤママットというミヤマの産卵・飼育に特化したマットを使いました。

 

産卵セットについての詳しい記事はこちら↓

 

割り出しの実際

 

ではいよいよ中身を見ていきます。

 

プラスチックたらいに、ケースを逆さにして、中身を出します。

 

ぱっと見では、側面には卵も幼虫も見えていなかったので、きれいな感じで四角い固詰めマットが見えています。

 

 

ヒラタクワガタなどケースの側面に産むクワガタの割り出しは経験済みです。

 

ヒラタの場合ケースをひっくり返した段階で、卵や幼虫がこぼれてくるのです。

 

ヒラタクワガタ割り出しの記事はこちら↓

 

今回のように側面には産まず、マットの中に産むタイプの割り出しは初めてでしたので、きれいな四角い状態はむしろ不気味で非常に不安を誘います。

 

右端をちょっと崩してみます。

 

 

何にも出てきません、ただのマットのブロックです。

 

真ん中も思い切って割ってみました。

 

卵がボロボロというにはほど遠く、静にマットブロックが二つに割れただけです。

 

かなり不安な気持ちを抱きながら、それでも今度は右端のブロックから少しずつ手の平で崩しながら、マットを細かく見ていきます。

 

その時、卵がぽろっと、たらいの下に落ちました。

 

 

キタ――(゚∀゚)――!!

 

そ~っとスプーンにのせて、近くで見て、カメラでパシャ。

 

 

まずは卵が1個とれたということで、これでかなり安堵しました。

 

正直15頭位はとれればいいなあという希望はありました。

 

さらに割り出しを続けると、

 

再び、卵がぽろっと、

 

キタ――(゚∀゚)――!!キタ――(゚∀゚)――!!

 

そんな感じで、右半分だけで気づいたら、14頭採卵できていました。

 

そして左半分も崩していくと、こちらでも卵が8頭採卵できました。

 

全部で22個の卵!幼虫はゼロでした。

 

 

産卵セットからの割り出し・採卵はどうやら成功のようです!

 

振り返り

 

2週間の産卵期間で、ミヤマメスは、22頭卵を産んでくれました。

 

結果論ですがやっぱり2週間で産卵セットから出しといてよかったです。

 

メスを産卵セットに丸一か月入れておいたら、どういうことになっていたか、あの時の判断でよかったのだと思えました。

 

今年はヒラタも2週間で24頭産んでくれました。

 

オオクワガタは一回の産卵セット1か月で15~25位の感触ですが、ヒラタクワガタやミヤマクワガタはもうちょっと多くて30~40位は産みそうな感じです(これは私の貧しい経験上の感触ですが)。

 

結び

 

採卵までは成功したので、今度はしっかり卵を管理して、孵化までもっていきたいと思います。

 

今年仕掛けたホペイオオクワガタの産卵セットから採取した卵5個が全部孵化不全でかえらなかったので、ちょっと卵の管理には苦手意識を感じています。

 

ホペイの卵が孵化しない記事はこちら↓

 

更にミヤマクワガタの卵や幼虫を扱うのは本当に初めてのことなので、かなり注意してやりたいと思います。

 

色々調べたり伺ったりしながらやっていきます。

 

アドバイス等あればぜひコメント欄にお願いします。

 

それでは!

 

続きの記事はこちら