ヒラタクワガタの幼虫3か月のマット交換、菌糸ビン幼虫との比較

本土ヒラタクワガタの幼虫を菌糸ビンとマット飼育で育てています。

 

マット飼育の幼虫9頭も3か月超になりましたので、マット交換します。

 

マット飼育投入1か月後にも訳あって一度マット交換をして体重を測っています。

 

それから2か月でどれだけ大きくなったかをみると同時に、菌糸ビンで飼育している幼虫とも比較してみたいと思います。

 

意外な結果が待っていました。

 

 

 

本土ヒラタクワガタの同胞の幼虫24頭

 

15頭は菌糸ビン飼育、9頭はマット飼育しています。

 

菌糸ビン飼育の内8頭及びマット飼育の9頭は1か月後にコバエの発生源になってしまっため、その時点で一度菌糸ビン及びマットを交換しています。

 

菌糸ビン飼育の15頭の菌糸ビン交換はすでに終了しており、今回は、マット飼育している9頭の幼虫のマット交換となります。

 

まずは、この9頭の体重を計測していきます。

 

その後で、幼虫飼育3か月で、菌糸ビンとマットで成長度合いの比較をしてみたいと思います。

 

無害だった菌糸ビン7頭の3か月2本目の菌糸ビン交換の記事はこちら↓

 

コバエ被害を受けた菌糸ビン8頭の3か月菌糸ビン交換の記事はこちら↓

 

マット飼育9頭の体重計測結果と2か月前との比較

 

9頭中8頭がオスで、1頭は既に蛹室を作って前蛹状態でしたので交換はしませんでした。

 

8頭の計測結果(大きい順)

①20.5 ②20 ③19.5 ④19 ⑤19 ⑥19 ⑦18.5 ⓼18(g) 平均 19.2g

 

マット飼育開始1か月後の計測結果

①11.5 ②10.5 ③9.5 ④8.5 ⑤8 ⑥7.5 ⑦7.5 ⓼7 ⑨7(g) 平均 8.5g

 

 

 

 

 

20.5gを筆頭に高いレベルで成長していました。

 

この8頭に関しては、種親の68㎜越えがほぼ確実なんじゃないかと思います。

 

 

これから後の3か月でさらに大きくなってくれれば目標としている本土ヒラタクワガタ70mmアップも夢じゃないかも。

 

そのためにもしっかり簡易温室で温度管理をして、冬場に越冬させないでエサをしっかり食べ続けてもらうことだと思います。

 

うまくいきますように。

 

菌糸ビン幼虫との比較

 

24頭全部の3か月の体重が出ましたので、改めて、菌糸ビン飼育の幼虫とマット飼育の幼虫を比べてみたいと思います。

 

マット飼育の8頭はすべてオスでしたので、オスで比較したいと思います。

 

体重大きい順に5位までで比べます。

 

菌糸ビンの幼虫の体重(菌糸ビンはフジコンのオオヒラ茸DHボトル800ml)

①20 ②19.5 ③18.5 ④18.5 ⑤18 (g) 平均 18.9g

 

マット飼育の幼虫の体重(マットはフジコンのクワデブロpro発酵マット)

①20.5 ②20 ③19.5 ④19 ⑤19(g) 平均 19.6g

 

マット飼育のほうが大きな幼虫に育っていることが見て取れます。

 

え?大きく早く育てるために菌糸ビンは開発されたのに、マット飼育のほうが大きく育っているのね!

 

マットの質も高くなってきているということでしょうか?それともフジコンのマットが特別に出来がいいのか。

 

結び

 

幼虫飼育3か月後の計測では、マット飼育に軍配が上がりました。

 

 

最終的な羽化のほうでもマットのほうに軍配が上がるなら、少なくてもヒラタクワガタの飼育は、断然マット飼育がお得ということになりますね。

 

コスト安いし、マット交換も菌糸ビンと違って楽だし、アバレや羽化不全のリスクも少ないのだから。

 

唯一の難点は、厳重なコバエ対策が必要だということでしょうか。

 

今期冬場を迎える幼虫(ホペイオオクワ、本土ヒラタ)のエサ交換が終わりましたので、計測の結果を見て、簡易温室で育てる幼虫を振り分けていきたいと思います。

 

簡易温室にはスペースの問題で全部は入れることができないので。

 

今日は結果まで。

 

それでは!

 

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