9月26日の菌糸ビン交換で9gあった本土ヒラタのメスが昨晩から今日にかけて羽化してきました。
昨晩からずーっと羽化の様子を観察・写真に撮っておりました。
本土ヒラタメスの羽化の一部始終を写真で追っていきます。
心配しましたが、完品羽化のようです!
9月26日時点最終体重9g
体重を計測できた中では一番大きなサイズの幼虫でした。
本土ヒラタ♀40㎜UPを目指す大本命です。
9月26日に菌糸ビン交換して、11月6日に蛹化を確認。
蛹化を確認といっても、側面に姿を見せないので、気になって菌糸ビンを掘ってみたところ蛹室がでてきて、蛹が判明という経緯です。
その後、蛹室に穴開けてしまってどうしようかと思いましたが、調べたり相談したりした結果、露天掘りにすることにしました。
人工蛹室という手もあったのですが、不慣れなのと、蛹室自体がしっかりしていたので、露天掘りのみの対処で様子を見ることにしました。
露天掘りの記事はこちら↓
それから待つこと三週間、ついに11月27日夜から羽化がはじまりました。
羽化直前
かなりいい具合に色濃くなってきました。
じーっと見ていると爪の先が微かに動いています。
ここで不安なことが発覚!
蛹から体液がにじみ出てきました。
トラブルか!と思い、急いで、ネットで調べてみると、羽化時には初めに体液がおしりの方から出てくるということが判明。ほっとしました。
そしてついにうつぶせになりました。いよいよ羽化が始まります。
羽化
胸から背中辺りが剥けていきます。
上翅が見えてきました。
胸も完全に剥けました。
上翅の全貌が見えてきます。
上翅がきれいにそろいました!ほっと一息。
今度は下翅を伸ばして乾かします。
2時間後、上翅がだいぶ色づいてきました。頭も起き上がってきます。
体の折れ曲がりがなくなりました。下翅はまだしまわれていませんが、順調です。
羽化完了までいよいよ間近です。
ガオー、なんでやねん。
おしりはまだだいぶ出ていますが、下翅もしまわれ、羽化自体は完了です!
完品羽化だと思うのですが、いかがでしょう。
後は、体が固まるのを静かに待ちましょう。
新メスちゃん、お疲れさまー、そして羽化おめでとう!
結び
露天掘りのままで大丈夫だろうか、体液が出てきたときは、人工蛹室にした方がよかったのではないか等、いろいろ心配しながら観察しておりましたが、終わってみれば、完品羽化で、ほっとしております。
飼育目標にしている♀40㎜UP候補の筆頭でしたから、なんとしても完品羽化してくれと願っていました。
サイズのほうは、取り出してみるのに少なくとも1週間は必要だし、正確なサイズがでるのは3週間後位ですかね。
先行して羽化してきた2頭のヒラタメスは、どちらも39mmでした。
今度はぜひとも本土ヒラタ♀特大個体であってほしいものです。
孵化からおよそ5か月での早期羽化ですから、特大は難しいのかなあ。
今回ははじめて羽化の過程をつぶさに観察した経験となりました。
時間はかなりかかりましたが、とても面白い経験でした。
それでは!
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