本土ヒラタクワガタ♀早期羽化ラッシュ、大勢判明、サイズは?

今期6月に割り出しした本土ヒラタクワガタの幼虫24頭の内7頭がメスでした。

 

その7頭が早期羽化(年内羽化)の模様です。

 

幼虫時代のサイズの大きかったものはおおむね羽化し、採寸できるところまで来ましたので、そちらのご報告です。

 

 

 

現時点での結果

 

現在5頭の羽化が確認できています。

 

羽化日
①10.23 39mm(菌糸ビン、最終体重:不明)
②11.07 39mm(菌糸ビン、最終体重(09.26):7g)
③11.28 40mm(菌糸ビン、最終体重(09.26):9g)
④12.02 39mm(菌糸ビン、最終体重(10.14):8g)
⑤12.10 38?mm(マット飼育)、最終体重:不明)

 

①10月23日羽化 39㎜

 

 

菌糸ビン1本かえしで最速4か月での早期羽化でした。

 

採寸はフライングしてしまい、40㎜と報告してしまいましたが、3週間後位に計測しなおしたら39㎜で収まってました(;^_^A

 

しかし4か月で39㎜は上出来じゃないのかしら、よく39㎜でたなあといった感じです。

 

種親♀は38㎜でしたので、親超えも達成です。

 

目標の40㎜にはいきませんでしたが、39mmはよく育ったねと言ってあげたいです。

 

②11月7日羽化 39㎜

 

 

2番手は最終体重(9月26日時点)7gでした。

 

やはり5か月未満での羽化となります。

 

ちょっと小さいかなと思いましたが、最新の計測で39㎜でした。

 

③11月28日羽化 40㎜

 

 

3番手でついに最終体重(9月26日時点)9gのホープが羽化してきました。

 

こちらから5か月羽化となります。

 

菌糸ビンの側面ではなく中に蛹室を作っていて、菌糸ビン掘ったら、蛹室がぼこっとでてきたのです。

 

大切な期待のかかる子でしたので、蛹室の穴をあけたまま放置でいいのか迷い、いろいろ聞いたり調べたりして、結局露天掘りにして様子を見守ることにしました。

 

露天掘りにした時の記事はこちら↓

 

また蛹の間に菌糸の働きで蛹室内にキノコが生えてきたらどうしようかと気をもみましたが(その時はすぐに人工蛹室へ)、羽化するまでは蛹室は無事でした。

 

蛹室は羽化後まもなくしてキノコだらけに。

 

 

採寸ですが、フライング事件がありましたので、時間をおいて何度も測りましたが、今度は間違いなく40㎜UPでした!!

 

羽化写真記事はこちら↓

 

④12月2日羽化 39mm

 

 

こちらはビン底に蛹室を作っていた子です。

 

しばらく様子を見ていて、うまく羽化することを願っていたのですが、気づいたら、蛹室が羽化前の体液でびちょびちょになっておりまして、急遽、救出及び人口蛹室への引っ越しを決めました。

 

人工蛹室は、ティッシュペーパーを濡らして固めて作りました。

 

うまく羽化できるか心配されましたが、私の急遽作ったティッシュ人工蛹室でも見事羽化してくれました。

 

ティッシュ人工蛹室による羽化の記事はこちら↓

 

採寸は羽化後11日で計測してですが、おそらく39㎜で間違いないと思います。

 

⑤12月10日羽化 38?mm

 

 

こちらは唯一のマット飼育のメスでした。マットボトル1本かえしでした。

 

オスがマット交換時の計測で非常にいい体重でしたので、マットもいけるじゃん!と思ってこちらにもサイズ的には期待をかけておりました。

 

また初めて園芸用吸水スポンジ(オアシス)で人工蛹室を作ってそこで羽化させた個体でもあります。

 

まだ羽化したばかりで正確なサイズは出せませんが、軽くノギスを当てて見たところ、39㎜はおろか、38㎜もいかなそうな感じです。

 

今のところ羽化した中では一番小さい個体となりそうです。

 

園芸用吸水スポンジ(オアシス)による人工蛹室作りの記事はこちら↓

 

考察

 

本土ヒラタ♀は40㎜UP作出を目標にやってきました。

 

プランとしては温度管理して、ゆっくり大きく育てるというものでした。

 

意識が冬場の温度管理のほうに行ってしまっていて、夏場の温度管理が甘かったようです。

 

夏場の温度管理が25度でしたので、それでは本土ヒラタクワガタだと幼虫が早々に成熟してしまって、年をまたがずに年内に羽化(早期羽化)してしまうようです。

 

夏も冬もずっと23度位で維持できると、ゆっくり大きくが実現できるようです。

 

まだメスしか羽化していませんが、振りかえってみてそれが反省点です。

 

しかし、早期羽化でも1頭でも40㎜出せたのはよかったし、他にも39㎜が数頭出ているので、サイズ的にはそんなに失敗ではなかったのではないかと思っています。

 

種親が♂68㎜♀38mmの九州(宮崎)産のペアだったからよかったのでしょうか。

 

少なくてもメスに関してはおおむね親超えできているし、著しく親より小さいメスは出てはいません。

 

結び

 

メスは後2頭が羽化待ちです。

 

10月17日の菌糸ビン交換で6.5g、6gの子です。

 

6gは蛹化が確認され、6.5gは菌糸ビンの側面に痕跡がないので、側面に沿ってないところに蛹室を作っているだろうと思われます。

 

この子たちが菌糸ビン交換後にどれだけ育って羽化してきてくれるのか興味深いところです。

 

彼女らの羽化を待ちたいと思います。

 

それでは!

 

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