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昆虫採集に必要なのは、人脈(情報)と足(車・バイク)です。
このことについて私の若い頃の体験も語りながら書いてみたいと思います。
私の青春時代に興味のない方は、記事中ほどの「昆虫採集に必要な2つのこと」からお読みください。
都会育ち・在住の昆虫少年の青春時代
『クワガタ大百科』はバイブルでした
私がはじめて自力でクワガタムシを手にしたのは20歳過ぎてからです。
とんぼやバッタ、カマキリの採集経験はたくさんありましたが、ことにクワガタに関しては全く未経験のまま大人になったのです。
10代のころは昆虫ショップもいまのようにはなかったし、専門書は高価で高くて手が出ず、いまのようにインターネットもなかったから情報といえば、本屋さん、図書館の子供向けの図鑑コーナーとかでした。
小学館の図鑑シリーズや山口進さんの『クワガタ大百科』は本当にバイブルでした。擦り切れるほど読んで、あこがれて、クワガタムシを採集してみたいと熱望している小・中・高校時代でした。
中学生くらいまでは、遠出する小遣いもないので、夏休みに父親にせっついて、やみくもに奥多摩やら秩父に行ってみたりしました。
成果はいつもゼロでした。
今から考えると時期も遅かったんですよね。大体お盆の時期だったから。
交通は全部電車です。駅からは全部徒歩。
高校生になって行動力はあったかもですが、遠出するには元手がありませんでした。
都会でなぜか進学校に入り、文化系の部活と受験勉強にはまってしまって、バイトはその時期はほとんど考えてなかったのです。
大学で昆虫研に入る夢
大学に入ったら、昆虫研究会に絶対に入ろうと思っていました。
特に中学生以降は孤独な昆虫少年でしたから、大学で一杯昆虫友達作ってみんなで一緒に昆虫採集、クワガタやカブトムシ採集いけたらいいなとおもっていたのです。
入学した大学、まさかの昆虫研、存在していませんでした_| ̄|○
まさかサークルまで考慮して大学選んだわけじゃないし、大学まで行ったら絶対に昆虫研あるとおもってたのに。
非常に残念でした。
心を病んだりして
それとはまた違う経緯で大学2年の時に精神的にダウンしてしまって、うつ病と診断され、うつ病闘病生活が始まってしまったのです。
以降21歳から27歳まで、まさかのバイト空白期間、人生一番エネルギッシュな時に、ほとんど寝て過ごしてました。
そんな中で、うつ状態の晴れ間に、のそのそと布団から起きだして。やるべきことにはなんにもやる気が起きない中で、クワガタのこと思い出したんですよね。
お金はないけど、暇はあったから、安い京王線で郊外へ行って主に雑木林のある公園を探しては見て回りました。駅からはもちろん全部徒歩です。
その時にはじめて、雑木林の意味も、クヌギやコナラという木のことも覚えたように思います。未成年の時はクヌギやコナラと他の木の区別もほとんどつかなかったです。
いまなら、近くの中央公園の中にもクヌギやコナラの木を見出すことができるようになりましたが、小・中学時代の私にはそれを教えてくれる人はいなかったのです。
父は優しいいいひとでしたが、むしのことにはほとんど無知でした。
昆虫採集に必要な2つのこと
そんな感じで私の10代20代を振りかえってしまいましたが、昆虫採集にどうしても必要なことは、私は2つあると思います。
一つは人脈あるいは情報です。
地元でとれる人はいいかもしれませんが、それでも日本のクワガタ全種類を地元でとることは不可能ですよね。
本土在住の人は、オキナワのクワガタムシを採ろうと思ったら遠征しなければなりません。
オキナワ空港に降り立ったはいいが、それだけでオキナワマルバネクワガタが採れるわけないのです。
土地のことを知っている人にガイドしてもらうか、あらかじめ採集経験者に大体の場所は教えておいてもらわないと無理でしょう。
そのために必要なのはやはり人脈だと思います。そしてそれはイコール情報ということだと思います。
初めて下り立った地で具体的な情報がない中で、そのクワガタがいる時期に、いる時刻に、いる場所にたどり着くというのは至難の業でしょう。
未開の場所での採集は、人脈(情報)が必要だと私は考えます。
私にとっては小中学時代は、東京の新宿以外は全て未開の地でした。
中野区にも杉並区にもそして世田谷区にも練馬区にもヒラタクワガタは生息しているそうですが、そんな情報、当時の私にはまったく入ってきませんでした。
中野区にいることを知ったとしても、そこから、ヒラタクワガタのポイントを探し出すのは当時の私には至難の業でした。
もちろん、優秀で行動力のある少年なら、それを可能にすることができるかもしれませんが。少なくとも私は無理でした。
それを私は常々感じていて、大学の昆虫サークルにそれを求めたのですが、かなわなかったのです。
もう一つは足(車・バイク)です。
徒歩だとまず駅から予定の採集場所にたどり着くのにえらい時間がかかります。
たどり着いたとしても、そこからさらに徒歩でその採集エリアを見て回るのもかなりしんどいです。体力と時間との勝負となります。
せめてバイクはないとです。
20歳すぎてからオオクワガタの大産地である甲府盆地(韮崎周辺)に上陸しましたが、まああの膨大な甲府盆地からオオクワガタのいるポイントを徒歩で開拓する(探し回る)のは至難の業です。
大人になってクワガタ・カブトを自力で採集することに成功しましたが、電車と徒歩での採集地巡りはしんどいです。
大学時代、せめてバイクの免許だけでも取得していたらと思います。
これは沖縄のクワガタを本土に住んでいる人が採集に行こうと思ったら同じことですし、経験のある人にとっては足があることは常識でしょう。
結び
「私がオオクワガタを採れない理由」などと大それたタイトルを書いてしまいましたが、私にとって上述の2つは本格的な昆虫採集にどうしても必要なものなのではないかと思います。もちろんオオクワガタ採集にも。
逆にいえば、この2つをクリアできると昆虫採集・クワガタ採集はぐっと私たちの近くにくるのではないでしょうか。
以上都会育ち・在住の昆虫少年の考察でした。
私のささやかな採集体験談(失敗談)が誰かの参考になれば幸いです。
それでは!