日々、管理しているオオクワガタの卵が孵化しています。
菌糸ビンに孵化した幼虫を入れる前に私が菌糸ビンにしていることをレポートします。
菌糸ビンが家に届いたらするべきこと
私は菌糸ビンは、通販でまとめて買うことが多いのですが、それが自宅に届いた時、私が心掛けていることです。
去年、私が所属してるSNSのグループのベテランメンバーさんに教わりました。
菌糸ビンが自宅に届いたら、まず菌糸ビンをのふたを開け、菜箸等の細い棒で、2~3か所ずぶっとさし、穴をあけ、再び、ふたを閉めて、今度は、逆さにしておいておく、というものです。
菌糸ビンの二酸化炭素抜き、とでもいうのでしょうか。
菌糸は生きているので、ビンの中で酸素を吸って、二酸化炭素を排出しています。
特にメーカーから自宅に配送されてきたときなどは、温度変化が激しく、それによって菌糸の活動が活発になり、より酸素が吸収され二酸化炭素濃度が高くなります。
そんな状態の菌糸ビンに幼虫を入れてしまうと、幼虫が酸欠になってしまいます。
また幼虫を入れるために菌糸ビンに穴を掘りますが、それによってまた、菌糸が再生しようと活動が活発になるため、酸欠になりやすくなります。
上の太字の作業をすることで酸欠を解消でき、幼虫もストレスなく菌糸の中に潜っていきます。
3令幼虫の菌糸ビン交換時におこる現象で「アバレ」というものがありますが、あれの原因の一つにも酸欠があるのです。
アバレについての記事はこちら↓
菌糸ビン穴あけの日々
これはやってみると中々しんどい作業ですね、40本の菌糸ビンにこの手当をしていかなければなりません。
はじめは、一気に40本やろうと思ったのですが、とても無理で、結局、1日10本で、およそ1週間位かけてやりました。
穴をあけてひっくり返して、少なくとも丸一日以上はおいてから、幼虫を投入するようにしています。
結び
ちょとしんどい作業ですが、これをやることで幼虫がストレスなくすくすく成長してくれるのだと思えば、頑張れる…ような気がします。
ちなみに卵で採った国産オオクワガタとホペイオオクワガタの幼虫、割り出しから日々孵化しております。
国産オオクワガタは、100%孵化し、ホペイオオクワガタも20頭中17頭まで孵化しております。
今年も一から大事に育てて飼育の質を上げていきたいと思います。
それでは!
うーん・・・
穴を開けると菌床が活性化して酸欠になるなら、幼虫が新たに食ったところも同じことが起こりますね。
先に穴を開けると大丈夫というのは、先に菌床の活性を落としておく、劣化させておく、ということかしら?
正しいことかも知れませんし、暴れも少なくなるかも知れません。
それなら部屋に1ヶ月くらい置いとくだけで良いんじゃないかしら?
でも、その「ベテランブリーダーさん」85mm超え出してますか?
私はとにかく菌床がフレッシュな状態で投入します。
穴あけて即投入です。
90mmクラス出されてる方々のブログとかを参考にされてみては?
沢山ありますわよ。
お久しぶりです。
以前ホペイのペア購入した者です。
毎回楽しみにしています。
私は菌糸ブロックを購入して自前でビン作成しています、以前は菌糸が多少回った段階で穴をあけて今したが、今は投入する処に深めの【幼虫が入る位】穴あけています、只の手間省きですが。
私の見解は穴を開けることによる活性化を菌糸が回りきる前に済ませておくと幼虫にストレスがかからないと思ってやっています。
コメントありがとうございます!
ご自分で菌糸詰めやっているのですね、私はそこまでの体力なく、既製品に頼っておりますが、いつか菌糸詰めもやってみたいです。
二酸化炭素抜きは、いろいろ皆さん工夫されてやっているのですね、参考になります_(_^_)_
なんで皆さんは人が開けた穴だと活性化して、幼虫が穿孔する穴だと幼虫にダメージが無い(活性化しない)と思ってらっしゃるのかしら?
幼虫が特別なものを出すから?
じゃあ、活性化してても幼虫が何とかしてくれるでしょう。
或いは産卵や初令時に卵や幼虫周りのオガを一緒に投入して差し上げれば如何かなと思います。
次の時は自分が必要な分以上の幼虫(或いは卵)を採って、余剰分はいきなり菌床にブチ込んでどうなるか実験してみるのが良いと思いますよ。
データでご自分で納得されれば方法も定まってきます。
でも、オオクワの幼虫ってなかなか落ちないんですよねー。
ご機嫌よう
ご自身の飼育経験からのコメントありがとうございます。
そうですね、いろいろ試しながら自分なりにデータとりながら、自分なりの飼育法を見つけていくのですよね。
いまはまだいろんな方のやり方をきいて、自分なりに試しているところであります。
「ベテランブリーダー」(?!)の方は、私はとても尊敬していて信頼している方です。
>でも、オオクワの幼虫ってなかなか落ちないんですよねー。
そうなんですね!それが一番重要な事実かもしれないですね。
それらのことも自分なり経験しながら検証していきたいと思います。