10月30日、第三回目の採卵を行いました。
第二回目の採卵の翌日となります。
果たして卵は採れるのでしょうか?
多産系のヤエヤママルバネクワガタ(ヤエマル)の産卵数をコントロールする採卵方法についてまとめました。
第三回目の採卵結果
丸一日の産卵期間で6個の卵を得ることができました。
写真は7個写っていますが、1個はすぐにつぶれてしまったので結果6個です。
(無精卵は簡単につぶれるらしいです)
合計すると、この7日間で26個の卵が採れました。
ここで採卵は一旦ストップ。
メスは産卵セットから出し、個別の成虫飼育ケースに移しました。
採卵プランを立てる
今回ブリードするための幼虫は15から20頭程度いればいいと思っています。
ヤエマルの卵は、産卵開始から20個位まではすぐ溶けてしまうこともあり孵化率が低いようです。
安定して孵化してくるのは、20個目以降になります。
卵26個で、初めの20個は孵化率50%として、10個が孵化し、後の6個は孵化率90%だとすると、大体少なくても15頭は孵化してくれるんじゃないかなあと考えました。
狸の皮算用的なところがありますが(-_-;)
多産系のヤエヤママルバネクワガタは今回の結果でもわかるように短期間でたくさんの卵を産みます。
多い場合には1メス200個以上採れることもあるようです。
だから採卵は計画的にやっていかないと大変なことになりますね。
産卵数をコントールできる3日法
今回私がやったヤエマルの産卵数をコントロールする採卵方法のポイントをまとめてみました。
- 1. 産卵セットを組みメスを投入
産卵セットの組み方はこちら↓
2. 3日ごとに採卵
採卵の仕方はこちら↓
3. 産卵開始後20個までは孵化率が低い
3日法で採卵した卵はプリンカップ等で外から見える形で管理します。
いわゆるダメ卵は1週間程でしぼんでしまい、よい卵は大きくなっていきます。
採卵後一週間をめどに卵の状態を見極めて、20個目以降の採卵の計画を立てます。
仮に30個の卵・幼虫がほしいとした場合、3日法で採卵していって、30個を超えた時点で、一旦、採卵をストップし、初めの20個の状態を見極めて、30個に満たなそうなら採卵を再開、目標数が孵化しそうならそこで採卵を終了します。
私の場合は3日法で3回採卵しました。
第一回:3日間:採卵数:9個
第二回:3日間:採卵数:11個
第三回:1日間:採卵数:6個
気を付けなければならないのは、1日で10頭以上産んでしまうメスもいるようなので、こまめに採卵していかないと予定数を大幅に超えてしまうことになりかねないということです。
3日法は、産卵数を制限できるし、メスのマックスまで卵を採り切ることもできるので、なるべく多く卵を採りたいという人にもお勧めです。
3日法ではなく、大ケースで、産卵後も3か月位放置して割り出す方法もあります。
これだと卵・幼虫が何頭採れているか割り出すまでわからないというデメリットと、結果的な産卵数は3日法のほうが多くなるようです。
結び
私は15頭から20頭の幼虫がゲットできればいいので、3回目の時は、1日で割り出しました。既に6個卵を産んでいたので、私なりに見極めて1日で割り出してよかったです。
まあ26個の卵があれば、15以上は孵化するんじゃないかと思っています。
もちろん、はじめの20個の状態はきちんと観察してあまりにも卵がしぼむようでしたら、再度産卵セットにかけるかもしれません。
孵化は、20日~25日程度ということですので、飼育温度24度で管理して孵化するのを楽しみに待ちたいと思います。
それでは!
続きの記事はこちら