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- 三郎のきもち
小さい頃の憧れの虫にシロスジカミキリがいました。いまだ本物は小学生低学年のころ、一度見たきりです。
いつか一度飼ってみたいものですが、この虫のことで忘れられない思い出があるので今日はそれを書きます。
シロスジカミキリとの突然の出遭い
隣町に虫屋さんがあって、水生昆虫とかカブトムシ、クワガタを仕入れてきては地元の子どもたちに売っていたのですね。
私もそこの常連でした。
虫屋のおっちゃんの思い出記事はこちらから↓
忘れられないのは、一度シロスジカミキリを仕入れてくれたことがあったんですよ。
小学生低学年の頃だったでしょうか。
いつもの親友の家に行くと、彼がシロスジカミキリを見せてくれたのです。
私:シロスジカミキリじゃん!どうしたの?
友:虫屋のおっちゃんのとこで買ってきた!
私:カッコいい!!
よだれだらだらもので初めて見る本物のシロスジカミキリに魅了されました。
私にとってシロスジカミキリは今でもあこがれの虫です。
小学生の頃は、新宿中央公園にもゴマダラカミキリとかいたんですね。偶然見つかる感じでしたが。
ゴマダラカミキリでもつかまえるとすごい嬉しかった。
あんな長い触角してて、しかもあの独特の口(くち)、そしてなんといっても足の、足の先が、吸盤?!な、なんて、インタレスティング~
そんな面白い虫の仲間の代表格であり、ヒーローと言えばシロスジカミキリでした。
確か小学館の昆虫写真シリーズみたいのがあって、それが小学校の図書室にあったんです。
私は何度もシロスジカミキリの生態写真見てました。
大きさと言い、あのシロスジがかった羽の模様、そしてあのどでかい複眼、面白い顔してますよね~もう私の中でヒーローだったのです。
急いで私も虫屋に駆けつけることに
親友宅から戻った私は興奮気味で、急いでお家に戻ってきて、母にせっつきました。
シ、シロ、シロスジカミキリが売っているんだって!どうしても欲しいんだ、お小遣い頂戴~
値段は覚えていませんが、確か500円位だったと思います。
母から小遣いをゲットした私は、そのまますぐ家を飛び出して、なぜかいつもの自転車がなく、徒歩で隣町へ向かいました。
気合入っていましたね~、それほど手に入れたかったのです。
道中は、通学路でもあって、そこへ小学生高学年のちょっと不良っぽい二人組が向こうから帰ってきてて、通せんぼされたんです。
空地のほうに連れていかれて…
私は、不良っぽいの、めっぽう苦手の怖がりでしたので、ちょっと何か言われて、それでびびっちゃいまして。
金を出せともいわれてないのに、ポケットから500円札を出して、渡して、それから回れ右して大急ぎで家へ逃げ帰ってきてしまったのです。
お家にはまだ母がいて、母に泣きついて大泣き。
怖かったのと、シロスジカミキリの夢が終わってしまったことで悲しかったんでしょうね。
一方、二人組のほうも500円札渡されてかえってびっくりしたみたいで、かつあげする気はなかったのに、結果かつあげした形になってしまって、あっちはあっちで困ってしまったみたいなのです。
数時間後に、その二人組はそろって私の家にお金を返しに来ました。
母が出て行ってくれて説教してましたね。
母:男の子だったら弱い子にではなく、強い子に向かっていきなさい!
私は母の後ろでびくびくものでそれをきいていたわけです。
結び
なんかビビりな私の弱虫体験談になってしまいましたが、そんなことで、私の初めてのシロスジカミキリ体験は大変残念な感じで終わりました。
その後買いにいったのかって?
そのことが怖くて、しばらく虫屋へは行けなかったです_| ̄|○
しかしもう一度シロスジカミキリ、拝みたいものです。
シロスジカミキリ、どこに行けば見れるのだろう?
それでは!