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- オウゴンオ二クワガタ - 飼育方法
一旦はブリードを断念したCB(飼育品)モーレンカンプオウゴンオニでしたが、時間をおいたことで、成熟したのか、デジカワラ(デジケースに詰めたカワラ菌床産卵セット)で合計16頭の卵・幼虫を産んでくれました。
ブリード再開してからのCBモーレンメスの軌跡を追います。
5月20日 デジカワラに4回目の投入
3月27日に3度目のデジカワラ(カワラ菌床産卵セット)から取り出して約1か月と20日ぶりに、再度デジカワラ産卵セットに投入しました。
4回目のデジカワラに投入です。
CBモーレンメスの羽化が2020年12月ということでしたので、5月20日の時点で羽化後5か月は経っていることになります。
CBモーレンがブリードが難しいと思っていた私は、WDモーレンを入手、デジカワラに投入したのですが、運の悪いことにカワラ菌床に興味を示さないWDメスでした。
デジカワラ産卵セットに3回投入したのですが、まったく産んでくれず、潜ってくれず、それでWDメスは植菌レイシ材を試すことに。
WD用に購入していおいたデジカワラがまだ2セット残っており、それならばもう一度CBメスを試してみようということで、残りの2セットをCBメスに使うことにしました。
デジカワラ投入再開時の経緯を書いた記事はこちら↓
5月30日にメスを取り出しましたが、その時点で、既にケースの側面から3個の卵が見えていました。
6月24日 4回目のデジカワラ割り出しを決行
メスの取り出しから1か月待っての割り出しとなりました。
モーレンカンプオウゴンオニは大体3週間で孵化しますので、孵化して1週間~10日たった位でしょうか。
ケースをひっくり返して、中の菌床をすぽっと抜くと、2幼虫が、ぽろっと転がり出てきました。
まず2頭幼虫ゲットです。
その後、菌床ブロックを崩していくと、更に2幼虫ゲットしました。
4回目のデジカワラの収穫は、幼虫4頭でした。
腐った卵も1-2個でてきたと思うので、おそらく、5-6個産んで、無事孵化したのが4頭だったのではないかと思います。
4頭はカワラ菌糸プリンカップに投入しました。
5月31日 デジカワラに5回目の投入
4回目のデジカワラ取り出しから丸一日休ませて、5月31日、CBメスをデジカワラに再度投入(5回目(最終))しました。
この日から、メスを取り出す6月24日までの25日間、CBメス、カワラ菌床に潜りっぱなしでした。
10日間で取り出そうと思っていたのですが、一度潜ったきり、10日経っても出てこず、待っていたら25日間経っていました。
何も食べずにひたすら潜ったまま。
モーレンカンプオウゴンオニは、菌床(又は材)からでたり入ったりを繰り返しながらだらだらと産むと聞いていたので、これには少し驚きました。
潜りっぱなしになるか、出たり入ったりするかも、個体差があるようです。
産んでくれたCBメス、WDメスの産卵セットの内での動向を記述した記事はこちら↓
しかし当たり前かもしれませんが、潜りっぱなしになったほうが、多くの卵を産んでいるのではと思います。
話をCBメスに戻すと、ずっとメスが菌床から出てこないので、どうしようかと考えたのですが、結局6月24日にメスだけは取り出すことにしました。
メスは、ケースの側面に見えていました。
真ん中の空洞のところにメスが見えています。
上から、ナイフで慎重にくり抜いたら、メスが出てきました。
メスは、25日間も潜っていた割には、元気で、足の力もしっかりしておりました。
これでCBメスの長きにわたる産卵セット生活もおしまいです。
お疲れさまでした。
6月28日 5回目のデジカワラ割り出しを決行
メスを取り出した後、さてこのデジカワラいつ割り出そうかと考えておりました。
予想では、4回目と同じく、卵・幼虫で5頭位取れればいいなと思っておりました。
またカワラ菌糸ビンも用意しなければなりませんでした。
WDメスがレイシ材で残してくれた卵も無事8頭全部孵化してくれて、カワラ菌糸プリンカップに一時保存しています。
またCBメスの4回目のデジカワラから採れた4頭の幼虫も同じプリンカップに一時保存しています。
ただ、そのカワラプリンカップもストックが後1個となり、またそもそもこのカワラプリン、もう結構古いのです。4月初旬頃購入したものなので、もう2か月以上経っているのです。
最近プリンカップに入れた幼虫たちは早く新鮮なカワラ菌糸ビンに入れてあげたいところです。
ただまとめて買わないとコストが余計にかかってしまいます。
結論としては、今日6月28日に5回目のデジカワラの割り出しをして、同時に菌糸ビンの数を確定して、注文してしまうことにしました。
5回目 割り出しの実際
ケースを反対にして、プラスチックタライに出していきます。
既に底面には、幼虫と卵が見えています。
底面からまず、幼虫が2頭採れました。
(こちらは孵化したばかり)
この後、ブロックを崩していくと卵がどんどん取れていきます。
幼虫は全部で3頭。
卵は全部で8頭採れました!
予想をはるかに超える収穫でした。
デジカワラの購入元のショップの人でさえ、1回の産卵セット(10日間)で5‐6頭位とれればいいと言っていましたが、1か月近く潜りっぱなしだったCBメスはその間に、11頭の卵・幼虫を産んでくれておりました。
結び
今期CBメスは、最終的に、16頭(卵8個)の卵・幼虫を残してくれました。
WDと合計すると全部で25頭になります。
紆余曲折ありましたが、モーレンカンプからオウゴンオニのブリードを始めてみたいという当初の目標は、第一ステップですが、なんとか到達することができました。
途中、何度か挫折しかけましたが、粘り強く飼育してよかったです。
また、同じ種でも個体差があり、習性もさまざまであるということがわかりました。
割り出しの後、早速カワラ菌糸ビンの注文もしました。
早くプリンカップの子を800㏄カワラ菌糸ビンに入れてあげたいです。
それでは!