殺虫剤で傷つけられたオオクワガタが水苔の中に潜った!

殺虫剤被害で障がいを持ってしまった、ホペイオオクワガタ77mmですが、ここに来て彼の近況に更なる変化が起きましたのでご報告です。

 

遂に、彼がマット(水苔)に潜りました。

 

 

 

殺虫剤の後遺症

 

度たび記事にしてきた彼ですが、8月に私のミスで殺虫剤に曝してしまって以来、身体機能がおかしくなっています。

 

じっとしていることができず、絶えず動き回り、自分からひっくり返ってしまい、転倒防止材等があっても足を使って起き上がれない状態がずっと続いていたのです。

 

当時の詳しい記事はこちら↓

 

9月 ゼリーを食べる

 

事故から1か月が過ぎ、状態は変わらなかったのですが、手に取って見るとつかまる力はまだまだあるし、大あごで挟まれたら、かなり痛かったので力自体は衰えていないようでした。

 

そこで試しにゼリーをあげてみました。

 

するとびっくりする位食いつきまして、ゼリーを完食するまで動かないのです。

 

 

オオクワガタはそういう姿をあまり見せないですよね。

 

身体機能におかしなところがあっても、とにかくゼリーは食べれるということが分かったので、それからは毎日ゼリーを一個与えるようにしました。

 

ゼリーを食べてないと、ひっくり返って起き上がれなくなるのですが、ゼリーを食べている時は唯一上体を起こしていられたのです。

 

10月 回復まであと一歩

 

それからさらに時が経ち、10月も半ば近く、元気なホペイオオクワたちはマットに潜りがちになってきました。

 

そんな中、彼だけは潜らず、大抵は地表でひっくり返っておりました。

 

しかしゼリーは以前よりもかなり体のバランスをうまくとって食べることができるようになり、外に出して歩かせてみても、ただ歩くだけなら事故当初と比べだいぶスムーズに歩けるようにはなってきたのです。

 

 

にもかかわらずケース内だとすぐに壁にぶち当たるので、そこでひっくり返ってしまい、起き上がれなくて、もがく、休む、またもがくを繰り返しておりました。

 

惜しい!あと少しでもとに戻りそうなのに!と思って見ておりました。

 

ただこのように地表に出てきてひっくり返った状態のままだとさすがに越冬は難しいかなという新たな心配が起きてきました。

 

他のホペイたちは半分位越冬準備に入っていて、たまにゼリーを食べるために姿を見せるくらいでしたが、彼は、季節が分からないのか、いつまでもゼリーをガンガン食べて、地表でひっくり返っていました。

 

彼が越冬するためには、ぜひともマットに潜れるようにならねばならないと思ったのです。

 

彼はマットに潜る感じではまだ全くありませんでした。

 

この時の詳しい記事はこちら↓

 

水苔を試す

 

上の記事を読んでくれたSNSのクワガタグループのメンバーに、水苔を使ってみたらと助言をいただきました。

 

マットの上に水苔を上まで敷き詰めて、その中に彼を入れればひっくり返らず安定するのではないかというご提案でした。

 

なるほど、それはそうかもしれないと思い、早速水苔を取り寄せ、試してみました。

 

結果は、芳しいものではありませんでした。

 

水苔の中に彼を入れてさらにその上に水苔をかぶせてみても、彼、自分から天井まで這い上がってきて、そのふかふかの水苔の上でやっぱりひっくり返ってしまうのです。

 

 

一番上まで出てきて動き回るものだから、ふかふかだった水苔も踏みしめられて固く詰めた感じになり、より一層水苔の中に潜りずらい状態に自らしてしまうのです。

 

相変わらず、ゼリーを与えると、ゼリーだけはガンガン食べて、その間は、ひっくり返らずにいられました。

 

しかし夜ゼリーをあげた翌日の朝、ケースを見ていると、食べきったゼリーと、その隣でひっくり返っている彼がいるのでした。

 

この時の詳しい記事はこちら↓

 

11月 遂に水苔の中に潜りました!

 

11月3日のことです。

 

朝、いつものようにケースを点検していると、彼の姿がケースの中にありません。

 

水苔を敷き詰めたケースは静まりかえっています。

 

 

あれ?ホペイちゃん、脱走したかな?ちゃんとふたしまってなかったかな?とまずは彼が、脱走した可能性を疑いました。

 

というのも彼が水苔に潜るはずがないと諦めていたからです。

 

しかし、思いとどまって(ケースの外に脱出したとすると探すのも大変ですし)、まさかまさか水苔の中に潜っているんじゃないだろうかと思い改め、水苔を出してみることにしました。

 

上から3分の1位を出してみましたが、それでも、彼の姿は見えず。

 

まさか、消えたんじゃ…、やっぱり脱走か!?

 

などと不安になりながら、それでも更に水苔を出してみると、水苔とマットの境目位までの深さのところになんとホペイちゃん、いたのです!

 

おお!ついに自分で潜ったか!

 

嬉しい気持ち、ほっとした気持ち半分と、今回たまたまそういう状態になっただけで、またすぐに上にはい出てくるのではないかという恐れの気持ちも半分あり、彼が潜れるようになったかについては半信半疑でした。

 

この2日ほど様子を見ておりますが、彼は依然として水苔の中に潜ったままで、今のところはい出てくる気配は全くありません!

 

この潜りは本物だと思いました。

 

結び

 

潜ったのは、水苔のおかげなのか、更に彼の身体機能が回復へと進んだのか、それは定かではありませんが、なんとかこれで越冬できそうです。

 

来春もし彼が生きていて、ケースの上に出てきた時、回復度合いを確認できるかと思います。

 

それまではあまり彼を刺激せず、水苔の中で静かに休ませます。

 

彼とは8月から本当に色々ありましたが、ここにきてやっとちょっとホッとできた感じです。

 

無事に彼が越冬してくれることを願うばかりです。

 

それでは!