我が家のミヤマクワガタ最後の成虫♂62mmが今日ついに亡くなりました。
彼の晩年11月に入ってからを振り返り、長く生きてくれた要因を探ります。
ミヤマクワガタは短命のクワガタだから…
過去に無知ゆえに1か月足らずで☆にさせてしまっていたミヤマクワガタ。
今夏は今までの失敗を生かして、ミヤマ成虫の天寿を全うしてもらうことを目標にして飼育してきました。
メスは2頭いましたが産卵をさせるまで成功し、9月の頭には2頭とも亡くなりました。
初めはショックでしたが、ミヤマクワガタのメスは産卵を終えるとともに天寿を全うするということをきいて、少しほっとしました。
残された♂2頭も9月に入ったので先は短いだろうと思っていました。
7月20日に神奈川県産WD個体として2ペアをヤフオクで購入しました。
恐らく7月初旬には活動を開始していたと思われます。
ミヤマクワガタ-短命-寿命2か月、と思っていた私は、9月半ば位まで生きてもらえれば十分天寿を全うしたと言えるだろうと思っていました。
ところが♂68㎜は10月7日に、そして♂62㎜は11月6日まで生きたのです。
私の知識は完全に覆されました。
野外では9月頃まででしょうが、ミヤマクワガタはきちんと飼えば、そう短命な種ではなく、活動を開始してからでも3~4か月は生きるんだということが実体験として分かったのです。
ミヤマクワガタ成虫飼育、長生きさせるコツ
今回ミヤマクワガタを飼うにあたって気を付けたことは2つです。
1.温度管理
2.湿度管理
温度管理はやっぱりミヤマクワガタを飼う上では非常に重要で、涼しい環境を作って(私の場合は簡易保冷室でした)、18-20度位を維持できるとミヤマとしては過ごしやすいようです。
湿度を維持することも大変重要で、今回夏場は毎日ミヤマに霧吹きで水をかけておりました。
この2つに尽きるのではないかと思います。
11月に入ってからの♂62㎜の様子。
長らく簡易保冷室で飼育しておりましたが、気温がだいぶ下がってきたので、そろそろいいだろうと10月半ば過ぎから常温飼育に切り替えました。
今になって思うと、ぎりぎりまで保冷室で飼育してもよかったかなと思っています。
保冷室では17-18度で飼育していたのですが、気温が下がってきたとはいえ、マンションの室内飼育ですので、室温はまだ10月中は21-22度はありました。
現時点でも20度はあります。
冷やし過ぎではと思って保冷室から出しましたが、ミヤマにとっては17-18度の環境で最後までいられたほうがひょっとしたら過ごしやすかったのではないかという気がしています。
常温飼育にして3度位は温度上昇したはずですから。
11月に入ってからも、元気元気で、えさもよく食べ、常に動き回って脱走しようと試みておりました。
思えば亡くなる前の1週間は最後の元気を見せていたのだと思います。
前日まで脱走を試みて、そして今朝、静かに亡くなっておりました。
彼の子どもの卵の最後の一個が11月4日に孵化しましたので、それを見て安心して天に上ったのかと思うと、なんだか印象的です。
結び
今年のミヤマクワガタの飼育は私的には大成功だと思っています。
それにはブログをやっていたことはとても大きかったと思います。
日々の飼育の中での出来事を記事に起こすことで彼らと今までになくとても濃密な時間を過ごすことができました。
これでミヤマクワガタの成虫飼育は終了、いよいよこれから彼らの子どもたち、幼虫飼育に専念したいと思います。
このブログで彼らが羽化した時の記事が書けたらいいなあなんて。
それでは!
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