1週間程前に蛹化したホペイオオクワガタの♂なのですが、3日後ぐらいによくよく見てみると、大あごの先端があっておず、上下にずれる、いわゆる顎ズレであることが判明しました。
蛹の顎ずれの矯正法についてレポートします。
慌てて調べたり聞いたりしました
羽化不全したらどうしよう、顎ずれのまま奇形で羽化したらどうしようと、慌てふためきました。
もう蛹だから、してあげられることはないのだろう、羽化不全もしくは奇形は仕方がないと諦めモードに入りました。
しかし経験している方がいるかもしれないと思い、アドバイスがもらえるかもしれないと一縷の望みをもって、いつもの頼りのSNSのグループに質問書き込みをしました。
早速コメントがきて、その現象は「顎ズレ」というものであり、なんとその矯正法を写真付きで示していただきました。
それは、大あごのところにティッシュを丸めてねじ込み、上下の食い違いを調整するものでした。
それで早速やってみたのがこれ↓
左右の大あごが大体同じような位置に来て先端がくっつきそうな状態になりました。
おお!すごい!
蛹をいじるなんてことはあまりしたことがなかったし、それを矯正しようだなんてこと考えもつかなかったので、私のクワガタ飼育の中では画期的な経験となりました。
蛹の状態であまりいじったことがないので、比較はできませんが、比較的まだ体は柔らかく簡単に下がっているほうの大あごを上げることができました。
翌日
ただ蛹は動くのでしっかり固定したままでいるか心配でした。
翌日、ケースを見ると予感的中で、ティッシュはポロリと落ちており、大あごはまた元の互い違いの状態に戻っておりました。
再度、ティッシュを使って、いろいろ加工しながら入れ込もうとしたのですが、どうも私のやり方ではうまくいきません。
それでまたこれまでかという悲壮感を漂わせつつ、今度はグーグル先生に聞いてみることにしました。
「顎ズレ」というキーワードを教えてもらえたので、「オオクワガタ 顎ズレ 矯正」みたいな感じです。
それで出てきたブログの記事がこちら↓
ここでも矯正法が紹介されていました。
それがなんとなんと!瞬間接着剤で、大あごの先端を合わせたところで、くっつけちゃうというやり方でした。
ええ~!虫に接着剤を使うの~、そりゃ無茶じゃないか(-_-;)
とはじめはおもいました。
しかし、顎ズレをしている蛹をじっと見ている内に、やはりやるしかないと心を決めました。
アロンアルファを使って大あごの先端をくっつける
瞬間接着剤はご存じ、アロンアルファです。
まずは昨日のように、大あごの下にティッシュを敷いて、先端が並ぶようにします。
そこですかさず先端にアロンアルファを付けて、手で先端をつないでしばらくそのままくっつくまで維持します。
1分位してからでしょうか、手を離し、挟んだティッシュを抜きさりました。
すると!
くっついています!
一応手術?成功のようです。
数時間後に外れていないか、確認したのですが、だいじょうぶでした。
結び
蛹の顎ズレの矯正なんて初めてでしたし、しかも接着剤を使うなんて、驚きでしたが、一応やれるだけのことはやりました。
後は、うまく羽化してくれるかは天に任せるしかないようです。
またこの個体が羽化してきたときは、ご報告いたしますね!
それでは!