6月に割り出したホペイオオクワガタ、本土ヒラタクワガタですが、温度管理していた多くが、年末~1月中に羽化してきてます。

 

いわゆる早期羽化ですが、より大型の成虫を羽化させるために時期ごとの温度設定の目安を改めて調べて、まとめてみました。

 

 

 

羽化までに8か月~10か月は必要

 

SNSのグループの方からある程度のサイズを狙うなら8か月は必要と伺いました。

 

私の温度管理だと、本土ヒラタの多くが♀で11月羽化、♂は12月に羽化してしまいます。

 

年内羽化は、♀で5か月羽化、♂で6か月羽化ですので、8か月よりはかなり早いタイミングでの羽化となってしまいました。

 

 

結果はまだ全て出ていませんが、目標の♂70mmUPは難しいかもしれません。

 

(現時点での最大は69㎜です)

 

同様にホペイオオクワガタだと、年内羽化は例外的なものを除いてはゼロでしたが、♀も♂も1月後半には大半羽化という状況です。

 

ホペイの場合は、今回の私の温度管理だと、7か月羽化が大半ですかね。

 

8か月以上かけて羽化までもっていくということを考えると1-2か月位早いですね。

 

今期の温度管理について振り返る

 

「今期の」といっても、温度管理にチャレンジしたのは今期が初めてなので、調べたり聞いたりしたことをまとめて、手探りでやっておりました。

 

今期の温度管理

 

今期の温度管理は以下の通りです。

 

①6月(割出し~)

 

→常温 23度位

 

②7月~9月(菌糸ビン1本目)

 

→室内クーラー 25度

 

25度はちょと高め。早期羽化の元凶。22-23度に抑えるべし。

 

③10月~2月(菌糸ビン2,3本目)

 

→簡易温室 23度

 

→引き続きの高い温度設定により早期羽化が確定することに(;^_^A

 

(今年1月に羽化予定のホペイオオクワの蛹)

 

次期の改善点

 

次期の改善点は以下の通りです。

 

①6月~11月

 

22-23度(常温(6月) OR 室内クーラー+簡易保冷室(7月~9月) OR 簡易保温室(10月~11月))

 

→簡易保冷室でうまく調整できるかわかりませんが、トライです。

 

この時期にこの温度設定で押さえられれば早期成熟はきっと抑えられるはず。

 

②12月下旬~2月

 

18-19度(簡易保温室)

 

→「セミ化」させないために、若干温度を下げないといけないらしいです。

 

※セミ化:温度管理によって、幼虫が冬を感じることができず、ずっと幼虫でいて羽化しないまま☆になってしまうこと。

 

18-19度なら、動きは鈍くなるものの越冬はせず量は減ってもえさを食べ続けるそうです。

 

③3月~

 

22-23度(簡易保温室 OR 常温)

 

常温飼育について

 

ホペイオオクワも本土ヒラタも実は温度管理から漏れた常温飼育組がいます。

 

常温飼育組からは、羽化はまだ1頭もありません。

 

DSC_0002

 

彼らはどうなるんだろうかと考えてみました。

 

①6月(割出し~)

 

→常温 23度位

 

②7月~9月(菌糸ビン1本目)

 

→室内クーラー 25度

 

③10月~2月(菌糸ビン2,3本目)

 

→常温(室内) 15度~19度

 

*室内でも越冬せずに過ごせる温度帯

 

*暖房が入るので、1日の寒暖差がある。これが幼虫のどれだけストレスになるかが心配。

 

④3月~6月(最後のビン交換(菌糸ビン→マット))

 

常温で、温度上昇に任せる。

 

時間がかかりますが、常温飼育の方が、私の環境の場合は、ひょっとしたら結果が良いかもしれないと思いました。

 

結び

 

ホペイオオクワガタの1ライン目(♂72mm♀45㎜)はほぼ温室飼育で大方1月中に羽化してきます。

 

2ライン目(♂77mm♀48mm)は、常温飼育組が結構残っているので、そこでの結果も予定ではまだ先ですが、期待してみたいと思います。

 

2ライン目は種親も大きいので、親超えだけでも大変ですが。

 

どちらのラインも♂は75㎜UP、♀は46㎜UPが目標かな。

 

それでは!

 

続きの記事はこちら