ヤエヤママルバネクワガタの繭玉割りをしました。
本当は、自力ハッチを待った方がいいのですが、我慢ができなくなり…
今期羽化してきた個体は、全部で5頭で、2020年4月にヤフオクにて幼虫で購入しました。
5頭購入でしたので、まだ全部確認していませんが、恐らく全頭羽化してくるのではないかと思います。
孵化は2019年11月とありました。
孵化からおよそ2年かかって羽化してきたことになりますが、途中☆になることなく、無事ここまでこれたのがとてもうれしいです。
本当は、去年2021年の9-10月頃には、自力ハッチしてくるのが見れると思っていたのですが、繭玉を作るのが予定より遅くて、ひょっとしたら繭玉の状態で、今夏まで繭ごもりされてしまうかなとかなり心配しましたが、しっかり、今冬に羽化してくれました。
なにせこのヤエマル幼虫の購入をきっかけに3年ほど離れていたクワ活に復帰したので、なんとも感慨深いです。
幼虫購入当初の記事はこちら↓
繭玉割りの結果
既に2頭の個体が自力ハッチ(2021年12月)してきているのですが、今回それに続いて2個の繭玉を割ることにしました。
本当は、こちらも自力ハッチを待った方が良かったのですが、我慢できなくなって、繭玉割りを決行することに…
今回割った2頭は、両方とも幼虫の最終体重が15gでした(2021年1月当時)。
自力ハッチしてきた2頭は、それぞれ19g、16.5gですので、それに比べると小ぶりのが羽化してくることが予想されます。
自力ハッチの2頭の記事はこちら↓
1頭目 ♂50㎜
既に、ボトルから繭玉を取り出し、マットの上に繭玉を置いてある状態にしておりました。
繭玉を削ります。
結構、頑丈にできています。手で壊すのに苦戦しました。
羽化個体が姿を見せてくれました!
またまた♂です!今のところ、この子を含めて3頭が♂です。
サイズは50㎜でした!
幼虫体重からすると妥当なところでしょうか。
2頭目 ♀47㎜
ここまで羽化してきた個体は、全部♂。
そろそろ♀が欲しいところですが…
よいしょ!これも削るだけでもかなり大変('◇')ゞ
穴が開きました!まだ♂か♀かわかりません。
繭玉をエイや!で真っ二つに割って、結構大変です。
やったー!♀がでてきました!
こちらも、完品羽化ですね!
47㎜の♀です。
成熟を見極める
これで♂♀揃いました。
自力ハッチの2頭は既に成熟して活動済みです。
今回繭玉から割った2頭は、まだ休眠中なわけで、これですぐにブリードできるわけではありません。
では、どうやって成熟を見分けるのでしょうか?
いろいろ調べてみたり、その後の彼らの様子を観察してみて、わかってきました。
要は、彼らがボトルの中で動き回るかどうかで見極めればよいようです。
ヤエマルは、そんなにゼリーも食べないし、後食というのもはっきりしないのですが、成熟して活動を始めると、とにかく表に出てきて、動き回るようです。
現に、自力ハッチの2頭は、引き続きボトル飼育していますが、マットの上に出てきて動き回っています。
それに対して、繭玉割りの2頭は、割ってから1週間以上が経ちますが、まだボトルのマットの中に潜ったままです。
ですから彼らがマットの上に出てきたら、恐らく「活動開始=成熟」ということなのだろうかと思います。
現在は、毎日1回はボトルを見て、彼らの状態をチェックをしているところです。
今のところ、マットの中に潜ったままですね。
結び
ヤエマル成虫の寿命は短く2-3か月です。
一番初めに自力ハッチしてきた子が♂54㎜と一番大きいので、この子と♀を掛け合わせたいのですが、12月半ば過ぎには自力ハッチしていたみたいなので、今回割って出てきた♀の活動開始まで元気でいてくれるのか微妙なところです。
しかし今回同時期に繭玉割りした2頭が♂♀ペアですので、もし間に合わなければ、このペアで掛け合わせて、ブリード2期目に挑戦していきたいと思います。
そしてあと1頭残っています。
こちらは、ボトルから繭玉を出していなくて、ボトルに繭玉が埋まったままの状態です。
今回繭玉割りした子たちが活動し始めたら、このボトルも掘り出ししたいと思います。
最終体重的には一番小さい子なので、おそらく♀かなと思います。
今回の2頭の活動開始を待ちつつ、最後の子のボトルも注意してみていきたいと思います。
それでは!