ヤエヤママルバネクワガタのライフサイクルと2齢幼虫の飼育

ヤエヤママルバネクワガタの2齢幼虫を迎え入れるにあたって準備すべきこと、飼育方法について記します。

 

 

 

4月18日ヤフオクでヤエヤママルバネクワガタの2齢幼虫5頭を落札しました。落札額は4600円で、追加でマルバネマットも3L*2個6000円で購入。マルバネマット代は、送料代に含めて入金しました。

 

3日後生体が無事到着。さっそく飼育マニュアルを熟読して、飼育環境作りを始めます。

 

マニュアルはA4用紙3枚ですが、飼育するうえで必要な知識がコンパクトにわかりやすくまとめてありました。あらためてこの出品者さんから購入してよかった~、と。

 

飼育マニュアルを参照にして、あまり知られていない(私だけ?!)マルバネクワガタのライフサイクルを簡単に素描しておきたいと思います。

 

マルバネクワガタの羽化までのライフサイクル
(5頭の多頭飼育の例)

 

令和元年に10月~11月に孵化した場合の羽化までのライフサイクルです。

 

令和元年 10月~11月 孵化・初令幼虫
令和2年 1月 初令後期~2令幼虫 小ケースにて飼育開始
令和2年 6月 3令初期幼虫 中・大ケースにてマット増量
令和2年 12月 3齢後期幼虫 マット交換
令和3年 2月~5月 繭玉作り
令和3年 8月 繭玉取り出し
令和3年 9月~10月 羽化

 

これでマルバネクワガタの飼育の全体像がつかめますよね。

 

羽化まででマルバネマットは最低でも6L、9Lあれば十分とのことです。

 

目指すは、再来年の9月羽化で、先は長いですが、頑張ります!

 

私がヤエマルの飼育マニュアルを手に入れたいきさつはこちら↓

 

2令幼虫を小ケースに移す

 

 

届いたのは2令幼虫で、上のライフサイクルの②~③の間にあたります。プリンカップに5頭一緒に入って送られてきましたので、これを小ケースに移します。

 

実際に使ったケースのサイズはW180*D110*H145なので一般にはミニケースですね。

 

予め加水したマルバネマットおよそ1Lを小ケースに入れて適当にならします(加水したマルバネマットはしっかりマットに水分がしみこむように一日ねかすのがよいようです)。

 

マットは絶対に詰め込まず、軽く抑える位でオッケー。詰め込むと幼虫が酸欠を起こすそうです。

 

いよいよ幼虫をマットにセットしていくわけですが、ここでもコツがあります。

 

幼虫が入っていたプリンカップのマットをうまく活用して新しいマットに順応しやすくします。

 

まずマットに大きな穴を掘って、そこに幼虫を置き、その穴を幼虫が入っていたプリンカップのマットで埋めてふたをします。

 

幼虫は古いマットと新しいマットを混ぜ合わせながら少しずつ食い進んで大きくなっていくとのことです。

 

最後にミニケースとふたの間に新聞紙を挟んでしっかりふたをします。

 

コバエがわくとマットがダメになりマット全取り替えしなければならないので注意。

 

これで幼虫を小ケースに移す作業は終了です。

 

保冷室に入れて飼育

 

 

届いたときの部屋の温度は、おおむね21度位でした。飼育温度は23度前後で管理するのがベストのようです。15度でも生きますが、成長が遅くなります。

 

すぐには保冷室に入れる必要はなかったのですが、保冷室用の発泡スチロールボックスに入れて、もう少し気温が上がるまでは保冷剤は入れずに管理しようと思います。

 

部屋にはデジタル式の温度計を置いておいて、26度以上になったら、すぐに保冷剤を入れて、保冷室管理にする予定です。

 

簡易保冷室についての記事はこちら↓

 

なにしろ昨今の異常気象でいきなり気温上昇しますからね。私の自宅は新宿区のアスファルト地獄のマンションですので、一度猛暑になったら、夜になっても気温が下がらず、熱帯夜が続きますので、本当に注意が必要です。

 

気が付いたら温度急上昇で、幼虫全員☆に…だけは避けたいです。

 

 

こうしてヤエヤママルバネクワガタの実際の飼育がスタートしました。経過は随時記事にあげていきますね。なんとか今度こそヤエマルの飼育成功しますように。

 

それでは!

 

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