ヤエヤママルバネクワガタ成虫の寿命は?成虫飼育を振り返る

ヤエマルのメスが11月30日に、オスが12月6日にお☆さまになりました。

 

彼らとの2か月間の飼育を振り返ります。

 

 

 

出会いと生体紹介

 

彼らは10月18日にヤフオクで落札し購入しました。

 

 

ヤエヤママルバネクワガタ
石垣島屋良部産 F3

 

♂56㎜

 

♀44㎜

 

私としては今年最後のブリード目当ての生体購入でした。

 

オスもメスも大きさは標準サイズでしたが、双方ともとてもきれいなマルバネクワガタでした。

 

マルバネクワガタの♂は、大あごが、小歯、中歯、大歯とありますが、我が家に来たのは、中歯の個体でしたが、実物は魅力的でした。

 

私がマルバネクワガタを見慣れてないせいかもしれませんが、どこから写真撮ってもマルバネらしく格好いいなあと思ったものです。

 

ヤフオクの商品説明によると、オスは10月3日に自力ハッチ、メスは10月1日に自力ハッチした個体です。

 

マルバネクワガタの寿命は大体2か月ほどと聞いていたので、ほぼその通りに生きてくれたことになります。

 

今回の飼育を振り返ってみるに、我が家に到着して以来、すべてのことが前もって仕入れていた知識どおりに進んだように思います。

 

この成虫ペアも、彼らの子たちも私に存分にマルバネクワガタの魅力を伝えてくれました。

 

本土のクワガタにはない独特の風貌で、成虫も幼虫もとても繊細、ある意味とても☆になりやすいクワガタだと思います。

 

今回は今までの失敗を挽回すべく事前準備をしっかりして迎え入れたので、彼らの繊細さをフォローしつつも、マルバネ飼育を堪能することができました。

 

彼らとのこの2か月間にとても満足しています。

 

ヤフオクで購入した時の記事はこちら↓

 

思い出

 

メス

 

 

メスちゃんには我が家に到着した当初からあわただしい日々を送らせてしまいました。

 

到着の翌日にはハンドペアリング。

 

オスのスイッチの入りが早く速攻15分で終わりました。

 

その翌日には産卵セット投入。

 

3日法で、3日に一回産卵セットを暴露して採卵するというのを結局5回やりました。

 

卵が42個採れたところで産卵は終わりにして、それが11月10日のことで、メスちゃんには後はゆっくり余生を過ごしてもらいました。

 

未交尾未産卵で2か月位が標準的な寿命のようですが、自力ハッチしてから、途中42個の産卵活動を挟んで、全体でちょうど2か月で命の炎を燃やし終えました。

 

産卵後は、何回か写真会もやって、写真をパチパチ取ったりもしましたが、マルバネクワガタもご多分にもれず、人から触られるのがとてもストレスなので、その後はなるべく触らずそっとしておきました。

 

私は彼女との付き合い、悔いなしです。

 

2か月も付き合ってくれてどうもありがとう。

 

ハンドペアリングの記事はこちら↓

 

産卵セット組み方の記事はこちら↓

 

3日採卵法の記事はこちら↓

 

オス

 

 

オスはメスちゃんと違って、我が家にきて翌日はハンドペアリングしましたが、その後はずっと一人住まいで、基本ゆっくり過ごせたと思います。

 

というかペアリングが終わってからは、メスの産卵と採卵に私の気ずっといっていましたから、えさ交換以外は、基本放っておいた感じはあります。

 

彼本人としても、そっちの方がいいだろうというのもあったし。

 

ブリードはどうしてもメスちゃんの活躍どころですが、生体の魅力としてはやはり大あごをもつオスの方に軍配が上がるわけです。

 

中歯でしたが、やっぱり本土のクワガタにはない形体をしていてとても魅力的でした。

 

写真を撮っていても、どの角度からでも絵になるのですね。

 

絵になるというのはマルバネらしいカッコよさがでるということです。

 

 

オオクワ(ホペイ)の写真を撮っていた時は、中々自分の好きなオオクワのポーズを撮れなくて、かなり苦戦しました。

 

オオクワは一杯見てきたからかもしれませんが、なかなか自分でこれはいいと思えるものが取れなかったです。

 

ところがマルバネはどこからとっても絵になるなあ、と勝手に思って写真撮っておりました。

 

メスの産卵が終わり、彼らが我が家に来て1か月を過ぎたところで、再度、二人としっかり遊んで最後にもう一度パチパチ写真を撮りました。

 

彼らとのふれあい記事はこちら↓

 

彼らが短命なのは知っていたから、飼育者のエゴからも知れませんがしっかり彼らとの思い出作りしたかったのです。

 

以前2度ほどヤエマルのペアを購入したことがありましたが、その時は飼い方がわからずに、たいして観察や触れ合うこともなく☆にさせてしまっていたので、今回はそんな悔いを残したくなかったのです。

 

今回は、産卵もさせられて、オスもメスちゃんもどちらともしっかり観察し触れ合うこともできたので、とても満足ですし、悔いはありません。

 

二人とも静かに天寿を迎えて、彼らの最後にそばにいられてよかったです。

 

 

 

結び

 

2か月間という短い時間でしたが、ヤエマル成虫ペアとの付き合いも終り、これでいよいよヤエマル幼虫飼育本格化です。

 

彼らが残してくれた子たちは今は初令幼虫で、プリンカップの中で今必死に自分の成長できる環境を作っていこうともがいていることだろうと思います。

 

最新の彼らの子どもたちの記事はこちら↓

 

そして、今年の4月から飼育しているヤエマル幼虫5頭は、3令幼虫も後期に入って、いよいよ幼虫として成長するには最後の追い込みになります。

 

飼育環境も12月から単独飼育に切り替えて、年が明けて2月過ぎには繭玉を作り始めることになります。

 

彼らの羽化予定は来年8月ごろ、自力ハッチしてきて成虫を見れるのは10月ごろとなります。

 

幼虫飼育のほうも楽しんでいきたいと思います。

 

ヤエマル、オスくん、メスちゃん、ありがとうね、お疲れさまでした!

 

それでは!

 

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