ヤエヤママルバネクワガタ幼虫、孵化後プリンカップで飼育しておりましたが、2か月が経過しましたので、飼育環境のお引越しをしました。

 

併せてプリンカップを開けるのは2か月ぶりですので、何頭が幼虫として生存しているかも確認していきます。

 

 

生存確認

 

今年3月下旬から45個の卵の孵化ラッシュがあり、2か月間は、プリンカップで(200㏄に5頭ずつ)管理してきました。

 

6月になり、大体2令幼虫になったと思われるので、幼虫の生存確認をし、飼育環境プリンカップから飼育ケース小にバージョンアップしたいと思います。

 

ヤエマルは、卵や1令幼虫で落ちることが多く、それを防ぐためにも、卵をプリンカップで保管したら、孵化後2か月位は、環境を動かさないようにするのがポイントです。

 

以前の例では、42個の卵の内半数が、2か月後の生存確認で、落ちておりました。

 

 

今回は卵は45個採れましたが、やはり半分位に減ってしまうかなあと思っていたところ、なんと!40頭の幼虫の生存が確認できました!

 

 

プリンカップをあけていったところ、

 

 

 

 

こんな感じです。大体2令幼虫になってましたね。

 

生存率88%、今回は何が良かったのかなあ?

 

自分でもよくわかりませんが、ヤエマル2度目のブリードは卵もほとんど溶けることなく、幼虫も無事に育っていてくれました。

 

40頭は私には抱えきれないので、22頭をヤフオクに出品し、残りの18頭を自分で育てていくことにします。

 

プリンカップから飼育ケース小へ

 

200㏄プリンカップで5頭ずつ飼育していたものを、今度は、飼育ケース小(正確にはデジケースhr-2)に6頭ずつ、3ケースで管理していきます。

 

デジケースのいいところは、保湿性とコバエ抑制ですね。

 

ヤエマルのお引越し&マット交換にはコツがあります。

 

マルバネマット(もしくはRTN社のUマット)を用意したら、少し多めに加水し、しっかりなじませます。

 

だまができたらしっかりほぐします。

 

加水出来たら、ケースにフワッとした感じで、マットを入れていきます。

 

固詰めは、幼虫が窒息してしまうので厳禁です。

 

マットはケースぎりぎり一杯まで入れます。

 

いよいよ幼虫を新ケースに投入していくのですが、ここで工夫が必要です。

 

ヤエマルの幼虫は、自分が居た環境に依存しやすく、新しいマットには少しずつ適応していきます。

 

プリンカップに入っていた古いマットと一緒に新マットに投入してあげるのです。

 

ケースの表面に少し大きめの穴を作ります。

 

6頭なので、6個。

 

 

そこへ幼虫を1頭ずつ入れていきます。

 

 

この穴を、古いプリンカップのマットで埋めてしまいます。

 

これで幼虫たちは古い環境のマットを利用しながら、新しいマットを取り込んでいくことができます。

 

いきなり、新しいマットの中に投入すると著しく☆になる可能性が高くなりますのでくれぐれも注意しましょう。

 

結び

 

 

この小ケースで、これから4か月ほど飼育します。

 

今回引っ越しが、6月11日ですので、10月上旬には、再度飼育ケースのバージョンアップを行います。

 

このころにはほとんどが3令幼虫になっているはずです。

 

飼育ケースも次回は飼育ケース中になります。

 

10月上旬までは、温度管理(適温は23~25度位)だけ気を付けて、後は基本放置となります。

 

4か月後に全頭無事にまた会えますように。

 

それでは!