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ミヤマクワガタ2頭目のメスが9月20日に☆になりました。
7月20日に我が家にきてくれて、丸2か月一緒に暮らしました。
彼女との思い出を書きたいと思います。
産卵セットへのプレッシャー
彼女との一番の思い出は、産卵のことです。
WDミヤマだったので持ち腹※だと思って、ヤフオクで購入してすぐに産卵セットを組んだんですね。
※持ち腹:野外で既に交尾済み・産卵即可のメスのこと
それまで無知のせいでミヤマクワガタの成虫飼育もきちんとしたことがなくて、だからミヤマはブリードするのは初めての挑戦だったのです。
以前までのミヤマクワガタ経験の記事はこちら↓
それで今回はしっかり準備して、簡易保冷室を作って温度管理して、産卵マットもミヤマ専用のを用意したのです。
ところが、ミヤマの産卵セットのポイントのもう一点、なるべくケースは広く深さをあるものを使う、というのが私の事前学習の中から抜け落ちてて、それで、いわゆる小ケースで、はじめ産卵セット組んでしまったのです。
しかも深く詰めるはずが、小ケースで7割づめだったので、結果10センチにも満たない深さしか取れなくて。
産卵セット作ってメスを投入した直後にそのことに気づいて、焦りました。
でもせっかく作ったんだし、これでもいけるんじゃないかとやり直すのを面倒に思う気持ちと、もしこのだめな産卵セットでせっかくのチャンスなのに卵がとれなかったらどうしようという思いでせめぎあいました。
でもそれはすぐに彼女の動向で決断することになりました。
浅くしかマットがを詰められていない小ケースの産卵セットに、彼女は全然もぐっていかなかったのです。
3日程見て、いつ見てももぐっていない彼女をみて、これは産卵セット組みなおさなければいかんということになったのです。
セット組みなおしの時のことを書いた記事はこちら↓
ケースは中ケースにし、マットの深さは15センチはとって作り直しました。
再度自信をもってもう一度彼女を投入したわけです。
しかし!
それでも彼女は、もぐらない!1週間位見ててもぐらない。
もぐらないのですよ。タイムオーバー。
それで結局、選手交代。
もう一頭のメスと交代させたのです。
それから彼女は、一人暮らしとなりました。
いまでも彼女がなんであのタイミングで産んでくれなかったのかわかりません。
土壇場の産卵セット再登板
その後、もう一頭のメスから22個の卵がとれ、なんとか産卵セット自体は成立させられたのですが…
まだ一匹も孵化してきません(-_-;)
私どうも卵の管理が苦手なんですね、それでこのまま一個も孵化しないのではないかという不安に襲われて…
またもや産卵セットを組み、彼女を再登板させちゃいました。
その時の私の思いの軌跡を描いた記事はこちら↓
産卵セット再投入後、10日ほどで彼女は亡くなりました。
基本的には潜っていなかったので、産んでいないと思うのですが…
この産卵セットの念のための割り出しは、1か月以上先になるかとは思います。
したがって現段階では彼女が最後に仕事をしたのかどうかはわかりません。
結び
彼女は9月20日に天寿を全うしました。
私自身としては、ミヤマクワガタを2か月も飼育したのは初めてでしたので、自分の飼育ベストを目指すという意味では満足しています。
最後まで産め、産まないでこじれた彼女との関係でしたが、いまはやっとぼくのプレッシャーから解放されて、のんびりしているのではと思います。
まあ、はじめからのんびり屋さんだった感じもしますが。
彼女がゆっくり天国で休んでいることを想っています。
それでは!
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