幼虫の割り出しを終えた、ホペイオオクワガタ♂72mmペアと本土ヒラタクワガタの菌糸ビンを外から観察してみました。
ホペイは思わぬ展開に?!
菌糸ビンの中のヒラタクワガタの幼虫
本土ヒラタは7月2日に初令(一部2令)幼虫15頭を菌糸ビンに投入しました。
本土ヒラタは24頭割り出しできたのですが、その内9頭はマット飼育しています。
きょうは7月10日ですので菌糸ビンに入れて丸8日ですね。
食痕や幼虫の姿見えるかなあ~と見てみると、
いました!幼虫が見える
ああ、こっちには食痕が!
菌糸ビンの外から幼虫もしくは食痕が見えたのは、15頭中、5頭でした。
後はまだ壁・底までたどり着いていないのでしょうか。あるいはビンの内部で落ち着いているのでしょうか、痕跡は見つかりませんでした。
見えたのが5頭ということは、ひょっとしたら2令になってた子たちなのかもしれません。
大体が初令でとれて一部2令も混じっていたという結果でしたので(すみません2令が何頭だったかはメモっておりません)。
菌糸ビンの中のホペイオオクワガタの幼虫
続いてホペイの幼虫が入った菌糸ビンも見てみました。
ホペイは6月25日に初令幼虫15頭を菌糸ビンに投入したので、ちょうど2週間がたったところ。
ヒラタっ子がもう顔をのぞかせていたので、ホペイも見えるかなあと思ったのですが、菌糸ビン15本の中で食痕や幼虫の姿が見えるものは皆無でした_| ̄|○
え!まさか、ホペイの幼虫、みんな菌糸ビンにまかれて☆になっているなんてことないよね~(-_-;)と心配になってきました。
初令幼虫を菌糸ビンに入れて(800㏄)まだ2週間しかたっていませんので仕方がないのかなとも思います。
ただヒラタっ子が既に姿見せてくれているのに、1週間も早く菌糸ビンに入れたホペイっ子が全然姿見せてくれないとちょと心配になっちゃうんですよね。
食痕が出ない菌糸ビンについて調べる
そこで菌糸ビンで食痕が出ない場合についてググってみると、
早いもので翌日に食痕の出現するものもあれば、遅いと3か月かかるものもある
とのことでした。
まあ気長に様子を見守るしかないですかね。
関連で「居食い」(※)についても出てきましたが、そもそも居食いは、終令幼虫になってから起きる現象のようですので、初令幼虫は関係ないみたいです。
(※)居食いとは、菌糸ビンの中で幼虫が部屋の様な空間を作り、壁部分を糞で塗りつぶし、成長と共にその空間を食い広げること。
居食いもビンの内部に空間を作ってこもるので、食痕が全然見えないようです。
初令幼虫よりも終令幼虫になって姿見せないほうがはるかに不気味ですね。
居食いを経ると幼虫がかなり大きくなるようなので、今回は菌糸ビン飼育の中でそのような状態が起こるのかしっかり見ていきたいと思います。
ちなみに居食いの状態になるかどうかは、運によるところが大きいようです。
結び
菌糸ビンの状態をホペイと本土ヒラタで見てきましたが、まあまだ入れたばかりなので、そんなに進展ないですよね。
食痕が見えると安心するのです、順調に育ってるって。
安心が欲しい、それでそわそわしてしまいました。
しかしここは、幼虫たちのペースに合わせて、焦らずのんびり、そして楽しみながら育てていきたいと思います。
それでは!
追記.ホペイ菌糸ビンのその後の記事はこちら↓
続きの記事はこちら
山本三郎 さん
こんばんは。
科学する掘り下げ記事はとても貴重だと思います。
これからも、興味深い記事を読ませてください。
こよみさま
コメントありがとうございます。「科学する」とは過分なお言葉、恐れ入ります。飼育の中で感じたことや気になったことを記事にしていきたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。