ヒラタクワガタ幼虫割り出し1か月後の成長(体重計測)を見る

今回はキノコバエにやられてしまった本土ヒラタクワガタ幼虫菌糸ビン8本の交換と、ついでに、同じ理由で掘り出したマット飼育の幼虫9頭の体重比較をしました。

 

菌糸ビンとマット飼育、割り出し一か月目でどんな結果になるのでしょうか?

 

 

 

菌糸ビン交換

 

マット飼育していたボトル9本と菌糸ビン8本からもキノコバエが発生してしまい、交換を余儀なくされることになりました。

 

8月9日のことです。

 

マットボトルのほうはすぐに交換したのですが、菌糸ビンのほうは注文して新しいのが届いてからの交換予定でした。

 

そちらの詳しい経緯はこちらの記事で↓

 

菌糸ビン8本すぐに注文したのですが、メーカーの方がちょうどお盆休みに入ってしまい、結局届いたのが今日8月16日で、マットボトル交換からちょうど1週間がたってしまいました。

 

そして今日、届くことが分かっていましたので、早速菌糸ビン交換をしていきます。

 

 

8月9日に8本の菌糸ビンについて応急処置はしておりました。

 

菌糸ビンのふたをあけ、ふたと菌糸ビンの表面についているキノコバエをアースおすだけノーマットで、瞬殺。

 

この8本に関してはそれでも再度奴らがわく可能性を考えて、ダイソーの衣類用収納袋に入れてキノコバエが再び部屋の中に出てこないようにしました。

 

まずは、その収納袋に入った菌糸ビンをベランダに持ち出し、収納袋の中を見てました。

 

 

見た感じでは、袋に中にキノコバエが飛んでいる様子はありません。

 

一安心して、菌糸ビンを全て袋から出し、今度は、菌糸ビンのふたをあけて、中身をチェック。

 

 

 

菌糸ビンのふたにも、菌糸ビンの表面にもキノコバエの姿はありませんでした。

 

さしあたりは一週間前の応急処置でオッケーだったようです。

 

いよいよ幼虫を掘り出していきます。

 

ここでももしかしたら、アースの影響で幼虫が☆になっているのではという不安がよぎります。

 

ビンの外から見てる分には、幼虫は中で活動している感じではあります。

 

 

 

 

結果8頭全て元気に掘り出されて、プリンカップに保存。

 

さすがにビンの中に潜り込んでいた幼虫には、アースの毒成分は届いてないようでした。

 

幼虫の体重測定

 

ベランダを早々に片づけ、プリンカップに入れた幼虫をクーラーのきいた自室へ。

 

いよいよ、体重測定です。

 

 

 

測定結果

 

まず前回8月9日に測定したマット飼育の幼虫9頭の測定結果を書き出しておきます。

 

・マット飼育本土ヒラタクワガタ幼虫9頭

 

測定日:8月9日(割出し日から42日後)
使用マット:クワデプロpro発酵マット(フジコン製)(産卵セットから使用)

 

8.0, 11.5, 8.5, 10.5, 7.0, 7.5, 7.5, 9.5, 7.0(g)

平均体重:8.5g

 

・菌糸ビン飼育本土ヒラタクワガタ幼虫8頭

 

測定日:8月16日(割り出し日から49日後)
使用菌糸ビン:ドルクスハイパー(フジコン製)

 

8.5, 5.0, 5.0, 9.0, 8.5, 4.5, 3.5, 4.0(g)

平均体重:6g

 

測定結果からの考察

 

結果の数値からいうと圧倒的にマット飼育の方に軍配が上がりました。

 

内容と結果を見比べてみると、恐らくマット飼育の幼虫の方はオスがほとんどだったのではと思われます。

 

逆に菌糸ビンの幼虫はメスが多かったのではと。

 

体重だけで雌雄判別するなら菌糸ビン幼虫の内、5g以下が8頭中5頭もいたので、こちらはどうもメスなのではないかと思われます。

 

逆に残りの3頭は、8.5, 9.0, 8.5gなので、こちらはオスなのではないか。

 

私、幼虫の斑紋を見ての判別が不慣れなのと今回はちょっと時間がなかったので体重だけの判別になってしまうので、あくまでおそらくはなのですが。

 

まとめると、割出し後およそ1か月半後の体重測定としては、

 

オスがマット飼育・菌糸ビン合わせた17頭中、12頭で平均体重8.6g。

 

メスが17頭中、5頭で平均体重4.4g、となるのではないかと思います。

 

割り出し一か月半後のヒラタクワガタの幼虫の体重測定としては、菌糸ビンでも成長にはそんなに大差なかったのかなという結果になりました。

 

マット飼育の最高体重が11.5gなのですが、これをもしオオクワガタのオスの体重と考えるとします。

 

むし社の資料では、オオクワ幼虫10gの成虫の予想体長:♂55mmとあるので、既に1か月半にして、マット飼育で11.5g出ているというのはかなりいい線いっているのではないかと思いました。

 

結び

 

体重測定を終えて、幼虫を新しい菌糸ビンに入れ、本日の作業は終了です。

 

前回も書いたかもしれませんが、体重測定は結構楽しいですね。

 

大きい成虫が羽化するかもしれないと思うとワクワクします。

 

もちろんこれからも紆余曲折あると思いますが、なんとか来年新しい命たちの羽化の姿を見届けたいなと改めて思いました。

 

そしてキノコバエ、これでなんかと収束してほしいものです。

 

今回かなりいろいろ経験したので、これをまた次の飼育につなげていきたいと思います。

 

それでは!

 

続きの記事はこちら