12月に入ってついに待望のヤエヤママルバネクワガタが羽化し繭玉から自力ハッチしてきました。
なんとか年内に♂1頭ですが、成虫を1年ぶりに拝むことができました!
ヤエマルを羽化させたのは初めてのことです。
今年はもう無理だと諦めていましたが…
羽化してきたのは、今年7月に繭玉を確認できた子です。
今年2月~5月位までに繭玉、9月~11月に羽化の予定でいました。
ところが6月に入っても繭玉は確認できず、結局繭玉を確認できたのは7月に入ってからでした。
繭玉までの道のりを書いた記事はこちら↓
マルバネクワガタは繭玉を作ってから長くて1年近くその状態でいられるらしく、時期を逸して繭玉になった子は2年1化ではなく、3年1化となって、翌年の夏に羽化が延びてしまうこともあるとのことでした。
それで、この子も今年の羽化は無理で、来年の羽化か~、3年は長いわ~とちょっとがっかりしておりました。
12月15日、確認のため簡易温室の中の1300㏄ボトルの中を覗いてみると…
覗いてみると、埋まっていた繭玉が表に露出しており、その繭玉には脱出の跡が!
繭玉のクワガタを羽化させるのは初めてだったので、こ、これがあの、自力ハッチの跡か!とぞくぞくしました。
取り出した繭玉の下のマットを掘り起こしてみると、一番下のところに潜っているヤエマル成虫♂を発見しました!
7月に繭玉が確認できたので、それから5か月で自力ハッチしてきたことになります。
よかったあ~、会えてうれしいよ~
羽化個体紹介
羽化してきた個体は、♂でサイズは54㎜でした。
ちょっと小ぶりな中歯の♂ですが、とにかく年内に見ることができてよかったです。
種親は60㎜オーバーということで50㎜後半以上の大歯を狙っていたのですが、届きませんでした。
この子は、今年1月に1300㏄のボトル個別飼育にしたときに、19gあったのでもう少し大きくなるかと思ったのですが、なにせ繭玉を作るタイミングを逸して、大幅にその時期が遅れてしまったので、その間に減量してしまっていたのかもしれません。
個別飼育にチェンジした時の記事はこちら↓
早速デジカメを取り出して、撮影会をと思ったのですが、ヤエマルちゃん、ちょこまか動き回って、なかなか撮るのは大変でした(-_-;)
その後、他の終齢幼虫たちも続々と繭玉に…
2020年4月にヤフオクでヤエマル初2令5頭を購入しました。
その内の1頭が、この2021年12月のタイミングで自力ハッチしてきたのです。
では、他の4頭はといいますと、遅れて8月~9月に全頭繭玉になったことが確認できました!
今回のタイミングで1頭だけ繭玉を掘り返してちょっとだけ中の様子を見てみると、蛹でおりました。
ということは来年の夏以降ではなく、来年1月~2月位には羽化して自力ハッチしてきそうです。
今回の子が繭玉確認から5か月で自力ハッチしてきたので、遅れて繭玉になった子たちも2月位までには自力ハッチしてきてくれるのではと期待できます。
結び
初2令の幼虫飼育からはじめて、マルバネクワがガタ、初めて羽化までたどり着きました。
それが何よりもうれしいです。
思えば、2020年春、コロナ禍の中で復活したクワ活ですが、その時はじめに手を付けたヤエマルを羽化させることができて感慨深いです。
ヤエマル最初の記事はこちら↓
他の子たちも無事に後2~3か月で成虫の姿で会えるといいけど。
それを楽しみに待ちたいと思います。
それでは!