4月27日に産卵セットに投入したWDパラレルスネブトクワガタの産卵セット。
ワイルドだし、パラレルスネブトはちょっと産みづらいと聞いていましたが、ブログ読者様からのアドバイスを聞いてやったら、幼虫が採れました!
ご報告です。
以前の産卵セット
今年の2月の終わりにWDのパラレルスネブトクワガタをショップにて購入し、ブリードを試みていました。
ネブトクワガタをやるのは初めての体験でした。
パラレルスネブトのオスはちょっと小さいオオクワガタのようなかっこよさがあって気に入ってしまったのですね。
それで早速産卵セットを組むことにしました。
産卵セットの組み方についての記事はこちら↓
ネブトクワガタは全体的に多産種だということもきいていたので、何十匹もうまれたらそれはそれで大変だと思い、1か月で割り出すことにしました。
結果、1頭も卵も幼虫も採れませんでした。
私は安直に考えていて、他のクワガタと同じように1か月もすれば卵か幼虫が採れるだろうと思ったのです。
しかし、外国産のネブト、しかもパラレルスネブトはそんな甘くはありませんでした。
当時の私のリサーチ不足でしたが、ネブトの中でもパラレルスはちょっと難産種で幼虫採るのには、あるコツが必要だったのです。
そのことを私はありがたいことにブログ読者様からのコメントで知りました。
その時のコメントをまとめた記事はこちら↓
パラレルスネブトクワガタのメスは、ネブト用に組んだ産卵セットの中に投入されると、そのマットを自分の糞尿でいっぱいにして産卵にあった状態・環境に変えていくので、それにかなりの時間をかけるというのです。
つまり、1か月で産むなんてことは滅多になく、最低3か月は放置する覚悟でやらなければならないということだったのです。
それで最初のセットから少し時間をおいて、4月27日に改めて、産卵セットを組みました。
3か月以上放置する覚悟を決め、割り出しは8月に入ってからとしました。
割り出し結果
割り出しをしたのは8月19日です。
3か月半以上放置しました。
ただまだ幼虫が側面に見えてもいませんでしたので、かなり不安でした。
WDだし、ダメ元だ~、とか思いながら、1300㏄のボトルを掘り返すことにしました。
半分位マットを掘り出したところで、メスが零れ落ちました。
まだ生きています!
ワイルドペアを買ったのが今年の2月、まだメスは健在でした。
おお~、と思いつつ、更に掘り返します。
ボトルの底から四分の一位まで掘り返したところで、ボトルの中身の景色が一変しました。
メスの糞尿で踏み固められたかなり独特な産卵環境が築かれていました。
この環境を注意深く丁寧にスプーンで崩していきました。
すると…
パラレルスネブトクワガタの幼虫を発見しました!
2頭見えました。
結果幼虫を6頭採取することに成功しました!
幼虫をUマットへ
採れた幼虫は、今度は、RTN社のUマットで育てることにします。
産卵セットのマットは、私が昨年ヤエヤママルバネクワガタの産卵セットに使った使用済み赤枯れマットでした。
ショップでは、同じくRTN社のNマットを使えば、ネブトは産ませられると聞きましたが、ヤエマルのをとっておいたので、産卵セットはそちらで組みました。
しかし幼虫飼育はUマットと決めていました。Uマットも高価ですが、マルバネマットは更に高価なので。
またネブトの幼虫飼育にはUマットで十分のようです。
産卵セットのマットは水分多めがいいが、幼虫飼育は水分少な目がいいとやはりこちら↓で言っていたので、それに従って、Uマットは多少の加水に留めました。
幼虫は6頭ですので、全頭を1300㏄ボトルに多頭飼育で一度入れても、後は放置でこれで繭玉までもっていけるようです。
幼虫をセットしたら最後に産卵セットのマットを上からかけてあげて幼虫飼育ケースは完成です。
結び
この後もメスはまだ元気でゼリー食べています。
ひょっとしたらもっと放置していたら、もっと採れたかもしれません。
今回は6頭でしたが、使用済み赤枯れマットを使った産卵セットでも産むこと、またアドバイスいただいた通り、WDでもこれだけ産んでくれたこと、また3か月以上放置することの検証もできたので結果は十分満足です。
今後パラレルスをブリードするときは、産卵セットに幼虫が見えてくるのを確認するまで頑張って放置したいとおもいます。
幼虫が見えてくるには4~5か月位かかるでしょうか。
コメントでアドバスいただいた読者様ありがとうございました。
引き続き、放置しつつ、パラレルスネブトの幼虫飼育頑張っていきたいと思います。
それでは!
続きの記事はこちら
放置を推奨した者です。
結果出て良かったですね。
幼虫の大きさから割り出しはまだ早かったかも知れませんね。
あと結果論ですが、赤枯れは不要です。
自然下ではパラレルスの幼虫は白枯れ材で採れるようですので。
今回の飼育マットを残しておけば、次回からは安いカブトマットを篩掛けしたものを混ぜればいけますよ。
追記ですが温度が高いとあっという間に羽化しますよ。
23℃でも3ヶ月くらいで羽化したりします。
まぁ、一度羽化させてから、その次で大型化は狙えば良いと思います。
サイクルが早いので直ぐです。
あと1,300mlで6頭はかなり密です。
勿論、羽化までは持っていけますが、小さくなります。
大型狙う時は1,400mlに「1頭」です。
コメントありがとうざます!
おかげさまで幼虫採れました。
追加のアドバイスもありがとうございます。
パラレルスネブトは大型化するネブトなので、多頭飼育だと大きく育たたないのですね。
また管理温度の件もありがとうございます。
多頭飼育はやめて、なるべく冷温室で管理したいと思います。
ありがとうございます!