モーレンカンプオウゴンオニ、卵の管理とカワラ菌糸への投入

レイシ材から採卵した卵8個ですが、孵化がはじまり、現在、5頭が孵化しました。

 

卵の管理法カワラ菌糸への投入法をレポートします。

 

 

初めはカワラ菌糸マットを使用したのですが…

 

WDモーレンカンプオウゴンオニがレイシ材で反応して8個の卵を10日で残してくれました。

 

卵の管理が苦手な私は、孵化からそのまま初令幼虫がえさを食べれる環境を作りたかったので、卵管理と初令幼虫飼育とどっちもできるマットを探しました。

 

オウゴンオニはカワラ菌糸ビンで育てるので、カワラ菌の入ったマットはないかと思って探したのがこれ、「カワラ微粒子マット」でした。

 

 

オウゴンオニ等の卵管理や初令幼虫の飼育に最適とあったので、すぐにネットで購入しました。

 

これを加水してプリンカップに詰めて、卵を入れておけば、初令幼虫1週間から10日位はここで飼育して、その後、800㏄のカワラ菌糸ビンに入れようとプランしました。

 

ところが卵を入れて数日したらアオカビが生えてきまして!卵にもアオカビが付着しています!

 

ありゃりゃ、こりゃあかんということで、急遽、カワラマットの使用を停止することに。

 

 

 

せっかくの卵がこれでだめになってしまったらどうしようと青ざめました。

 

それで急いでカワラマット以外の管理法を調べることに。

 

産卵一番とカワラ菌糸プリンカップ

 

ネットでは結局出てこなかったので、またまたショップで直接聞くことに。

 

低添加マットで卵は管理して、孵化したらカワラ菌糸プリンカップに入れてあげて。

 

卵の管理

 

卵を管理するのは、低添加マットなら何でもいいとのことで、フォーテックの産卵一番でもいいですか、と聞くと、大丈夫というので、買い置きのそれで管理することに。

 

120㏄のプリンカップに適度に加水した産卵一番をカップいっぱいに適度にきつく詰め、卵用にボールペンのおしりでちょっと凹ませて、そこに卵を1個づつ置きました。

 

 

1カップにつき、4個置いたので、2カップできます。

 

ふたには、小さな穴を3~4か所あけて、しっかり閉めたらそれで完成です。

 

そのままえさになるマットを使っている場合は、カップの下まで穴を掘って卵を入れマットでふたをし、孵化後もしばらくそこで飼育していけばいいのだと思います。

 

今回の場合は、孵化して1日ほどおいたらすぐに菌糸プリンカップに移そうと思っていたので、取り出しやすいように敢えてカップの表面に見えるように卵を置きました。

 

表面に卵を置く場合は、マットを上部までしっかり詰めて、卵を置くのがいいように思います。

 

マットの深さがないとすぐに乾燥してしまうと思うからです。

 

この方法で、オウゴンオニの卵もオオクワの卵もうまく孵化してくれています。

 

カワラ菌糸プリンカップへの投入

 

また孵化した場合は、初令幼虫をいきなり菌糸ビンに入れると菌に巻かれてしまう可能性があるので、カワラ菌糸ビンプリンカップ200㏄(今回は大夢)に穴をあけて、産卵一番をその中に混ぜつつ、初令幼虫を投入するという方法をとりました。

 

 

孵化してくれた時はホントにほっとしました。

 

あれだけアオカビの中にいたのによくぞ孵化してくれたと思います。

 

 

カワラ菌糸プリンカップに入れて、産卵一番でふたをします。

 

 

プリンカップで2週間~3週間たったところで、800㏄カワラ菌糸ビンに移したいと思います。

 

結び

 

とにかく無事に孵化してくれてよかったです。

 

できれば8頭全部孵化してほしいものです。

 

モーレンカンプオウゴンオニ、これで、幼虫は、7頭になりました。

 

CBモーレンのメスもこちらはデジカワラ(カワラ菌床産卵セット)で本格的に産卵してくれており、これも昨日の話ですが、ついにケースの側面に見えていた卵が孵化しました。

 

 

こちらも実際はケースの中にもっと産んでいると思うので、卵・幼虫の割り出し楽しみにしたいと思います。

 

それでは!