温度管理が必要なクワガタ飼育に欠かせない簡易保冷室の作り方

ミヤマクワガタのような高山系のクワガタだけでなく南西諸島のクワガタ・マルバネクワガタも暑さに弱く夏でも温度管理が必要です。今回は特に暑さの弱いクワガタ向けの簡易保冷室の作り方を紹介します。

 

 

 

とにかく近年の暑さは尋常じゃないですからね。28度以上を超えると国産外国産問わずクワガタは弱ってしまいます。私は東京都新宿区に在住ですので、アスファルト地獄、夜でも涼しくなく熱帯夜が続きます。

 

特に今回再びヤエヤママルバネクワガタ(幼虫)に挑戦するということで、常に23度前後に保てるように保冷室を用意しました。安価で誰でも簡単に作れるものなので参考にしていただけたら幸いです。私の試行錯誤の軌跡です(-_-;)

 

※一部屋一年中エアコンを入れっぱなしにできる方、ワインセラーなど温度管理ができる大型の貯蔵庫を購入できる財力のある方はスルーしてください( ´艸`)

 

①保冷(保温)用の発砲スチロール箱を用意する

 

発砲スチロール製のクーラーボックスということですね。

 

一番安く手っ取り早い入手方法はスーバーで野菜等を入れていた使用済みの発砲スチロール箱をもらってくることです。ただ保温能力のほどは保証の限りではないですが。

 

私はスーパーの店員さんに声かけるのとかちょと苦手で…。アマゾンで調達することにしました。またホームセンターが近くにある方は、ホームセンターで買ったほうが送料がかからない分安く済むかもしれません。

 

アマゾンで「クーラーボックス 発砲スチロール」で探すと、アウトドア用のやつがすぐ見つかります。こちらは缶ビールを5、6本入れるのにはいいのですが、それだとちょっと容量が小さいです。大きめのはないかしらと思ってやっと探し当てたのがこれ、

 

キャプテンスタッグ クーラーボックス 発砲クーラーボックス 18L 1073円(送料別)(記事トップの写真がそうです。)

 

実は18Lでもせまいということが、後々わかるのですが、まずはヤエマルの幼虫をミニケース(W180*D110*H95)に入れて飼育するのに間に合えばいいかということで安易に購入。

 

18Lだとミニケースを2個入れて飼育するのにちょうどいいサイズでした。私の場合は、ミニケース1個で5頭を多頭飼育の予定でしたので、18Lクーラーボックスにミニケース一つで十分な広さがありました。

 

忘れてはいけないのは、空気穴をあけることですかね。密閉空間になりますので、ずっと放置しておくと生体が窒息死してしまいます。

 

ただ一日一回は開けてみる人にとっては、その時空気の入れ替えができるので、わざわざ穴をあける必要もないということが、これも後々わかってきました。

 

私の場合は結局保冷剤を毎日2回は入れ替えることになるので、夏場に関しては穴を強いてあける必要がなかったかもしれません。

 

この保冷室は、冬場になると、更に手を加えて保温室としても使いますので、どちらにしても穴は必要かと。ほんのちょっとの穴で十分です。

 

私はここに空気穴をあけております。

 

 

※その後やはりもっと容量が大きいものが必要になり、33Lサイズのやつを追加で購入しました。33Lサイズだと中ケース(W295*D195*H205)2個入る位です。今はこっちを使っています。

 

発泡スチロール 箱 (肉厚) 保温冷凍箱 1セット550×350×285mm 【内容量33.5リッター】1980円

 

②保冷剤を入れる

 

クーラーボックスが準備できたら、次に一緒に入れる保冷剤を決めます。「保冷剤 長時間 強力 おすすめ」等で検索して色々見てみましたが、1000円~2000円が相場のようです。(100均にも保冷剤売ってます)

 

これはこれでお金かかるなあとそろそろ買い渋っていたところ、使用済みペットボトルに塩水を入れて凍らせるとかなり長くもつよという情報を見つけたので試してみました。

 

これがなかなか優秀な保冷材になることが分かりました。およそ8~10時間位の保冷力があり、1日2回の交換でオッケーです。

 

お金かからないし実用的にも十分だと判断して、あっさり市販の保冷剤を購入するのはよして、塩水を凍らせたペットボトルで保冷剤代わりとして使っております。

 

ペットボトルは時間と共に表面に水滴が出てきますので、下にタオルをしいておくといいですね。

 

 

結び

 

これで手作り簡易保冷室は完成です。

いよいよヤエマルの幼虫を迎え入れる準備ができました。後は生体が無事届くのを待つのみです。今度こそはぜひ温度管理が必要なヤエマルの飼育を成功させたいです。

 

ミヤマクワガタやマルバネクワガタだけでなくとも、オオクワガタやヒラタクワガタ(そして幼虫も)でも28度以上は生体にかなりダメージを与えるようですから、必要に応じて、飼育用の保冷室用意したいですね。

 

特に温暖化現象で猛暑が襲う時代になってしまったですから。参考にしていただけたら幸いです。

 

それでは!