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- オウゴンオ二クワガタ - 飼育方法
デジカワラ(カワラ菌床産卵セット)で潜らなかったWDモーレンカンプオウゴンオニに植菌レイシ材を試してみたところ、ついに穿孔しはじめました。
植菌レイシ材を使った産卵セットの組み方とコツをレポートします。
植菌レイシ材への道
デジカワラ(カワラ菌床産卵セット)で産ませられればラクチンと思い、そのプランでやってきたのですが、思うようにメスが菌床の中に潜ってくれません。
WD生体購入元のショップに相談したところ、レイシ材を試すことを勧められました。
モーレンカンプオウゴンオニは大抵はカワラ菌床でも産むのですが、中にはメスの個性でレイシ材じゃないと反応を示さない個体もいるとのことでした。
なんでそんな個体にぶつかっちゃったんだよ~、と心の底でつぶやきながら、あきらめきれず、植菌レイシ材を試すことを決意しました。
詳しい経緯はこちらの記事で↓
初めての植菌レイシ材
今回植菌レイシ材はオオクワガタのモンスターで購入しました。
極太1本組 1650円でした。
ユーチューブ動画で、植菌材は適度な柔らかさがあるのがいいと解説があったので、それを見習って、材の固さを確認することに。
(千枚通し型のドライバー)
(ずぶっと刺さる)
(参考動画:オウゴンオニクワガタの産卵セット(モーレンカンプ)、9分位のところ)
固さもおっけーそうです。
(袋から出した状態の植菌レイシ材)
ナイフで菌膜をはいでいきます。
モーレンカンプオウゴンオニの場合は、樹皮ははいじゃいけないそうです。
産卵セットを組む
レイシ材が極太材なので、ケースは中ケースとなります。
床マットとして、1-2センチほど敷きます。
そこへ、レイシ材を置いて、ゼリーを入れたら出来上がり。
これで後は祈るだけ!と行きたかったのですが…
オウゴンオニのメスにうまくレイシ材に反応させるコツ
上記の産卵セットを組んで、メスを投入したのが、5月22日でした。
ご存じの方も多いと思いますが、メスを投入するときにレイシ材にメスより一回り大きいくらいの穴をあけてあげると材に潜りやすいといわれています。
実際にレイシ材を触ってみると意外と固いし、産卵意欲のあるメスは穴を掘らないでも自分から穿孔していくと聞いていたので、面倒くささも手伝って穴はあけず、それをはしょってメスを投入し様子を見ていました。
3日間様子を見ましたが一向にメスは材に穿孔していこうとせず、周辺をただよっておりました_| ̄|○
あれ?産卵意欲ないのかな、やっぱりレイシ材でもダメなのかしら、と不安にさいなまれつつ、それではということで、レイシ材に穴をあけて、メスを突っ込むことにしました。
電動ドリルがあると楽なのですが、そんな気の利いたものはないので、いつものアーミーナイフとダイソーのリンゴの芯抜きを使って、なんとか穴を開けました(;^ω^)
5月26日のことです。
突っ込んだ後、しばらく様子を見ていました。
またデジカワラの時のようにすぐに出てくるのではないかと思ったのです。
しかし今回は1-2時間たっても潜ったままです。
これで本当に最後の手段だ、頼む潜ってくれ!
ついにレイシ材に潜った!
翌日5月27日、産卵セットを覗いてみると…
穿孔しています!
おお、すごい、穴から木くずがあふれている!私が見たかったのはこれだ!
その後も順調に先行し続けます。
日に日に木くずの量も多くなり。
(5月28日)
(5月29日)
結び
この記事を書いている5月30日現在も、引き続き材の中を穿孔中です。
穴をあけることで、やっと材に反応し、おそらく産卵モードにはいってくれているんじゃないかと思います。
生体購入元のショップによるとモーレンカンプオウゴンオニは、菌床なり材なりを出たり入ったりしながら、だらだらと卵を産むのが習性だと言っていました。
レイシ材に潜ったWDメスは、5月26日から5月30日までの5日間ずっと材に潜りっぱなしで、ゼリーも食べた様子はありません。
レイシ材が好きなのか、かなり集中して産卵活動(多分)しているのではと思います。
CBメスで挫折し、WDメスでもデジカワラでうまく反応せず、また全然違う種ですが、ヒメオオクワガタの産卵でも苦戦していて、ここしばらくずっとゆううつな感じでしたので、ここにきてやっと一安心です。
まだ割り出しもしていないので、卵・幼虫が採れるかわかりませんが、まずはメスが反応してくれたことだけでもよしとしたいと思います。
メスが材に潜ってから5日ですが、全体で10日は産卵セットに入れて様子を見たいと思います。
割り出しはメスを取り出してすぐの卵か、幼虫になったころを見計らってからするかまだ決めていませんが、取り出すまでにまだ時間があるのでその間に調べて、考えておこうと思います。
レイシ材で爆産の夢が少しだけ近づいたように思います。
それでは!