ホペイオオクワガタ77mmペアの産卵セットから幼虫の割り出し

7月19日ホペイオオクワガタ77mmペアの産卵セットから幼虫割り出しを行いました。その模様をレポートします。

 

果たして何頭とれるのか?!

 

 

 

これまでの流れ

 

2020年
05.29-31 ペアリング同居(3日間)
06.01 産卵セットにメスを投入(24日間)
06.24 産卵セットからメスを出す(25日間)
07.19 割り出し

 

産卵セットにメスを入れている期間が24日でこれが若干短いのかなあという感じです。

 

しっかり1か月とったほうがよかったかもしれませんね。

 

既に一ペア割り出しているので、徹底して産んでもらおうという気持ちがなくなっていたことは否定できません。

 

産卵木

 

フジコンのオオヒラ茸オオクワ産卵材を使用しました。

 

今期はフジコンの飼育用品を駆使しようと思っていて、大変リーズナブルな値段のこちらの植菌材を選びました。

 

フジコンの飼育用品についての記事はこちら↓

 

一般にクワガタの幼虫飼育(菌糸ビン)で使われている菌糸はオオヒラタケですので、オオヒラタケ植菌材を使うことで産卵から幼虫飼育まで全部オオヒラタケ菌糸で育てられるというのがフジコンの触れ込みです。

 

産卵木に限って言えば、オオクワガタの場合、ニクウスバタケ植菌材が爆産するといわれて有名ですが、今回はオオヒラタケで通して育ててみてどうか試してみます。

 

材割の実際

 

 

左と右二本の材があります。

 

産卵セット投入時からメスがかじっていた左の材のほうから見ていくことにしました。

 

前半は左の材で産卵し、後半は右の材へシフトしていったように思います。

 

産卵木の変化をレポートした記事はこちら↓

 

 

 

 

写真のようにかなりかじられていて期待できます。

 

ちなみに私は、2つ材があったら多く産んでそうな材から割る派です。

 

さきに少なさそうなほうを割ってテンション落としたくないから。

 

私の材割の仕方は詳しくはこちらの記事をご覧ください↓

 

左の材割り

 

かなりかじられているのでどこからマイナスドライバーで割っていこうか毎回悩みますが、やはり木口から少しずつ割っていくことにします。

 

すると食痕を発見!そこを起点に食痕を追いかけていくと幼虫発見!

 

 

 

 

結構大きいです。もう2令ですね。

 

続いて割り出したのも2令。

 

 

2令、2令と左の材からは、2齢幼虫が7頭とれました。

 

ホペイ72mmペアの割り出しの時は全て初令幼虫でとれました。

 

ホペイ77mmペアでは初めにかじっていた材からは、全て2令に育ったものが出てきました。

 

産卵セットに入れて早い時期に産卵していたのでしょうか?それとも産卵セットに入れていた時間が長かったからでしょうか?

 

ホペイ72と比較してみます。

 

産卵セット投入期間 
72 19日間
77 24日間
メスを出してから割り出しまでの期間
72 24日間
77 25日間

 

割り出しまでの期間はあまり変わりませんね。メス投入期間は77のほうが5日間長いですね。

 

左の材は芯が結構太くあり、真ん中辺はまだ幼虫も居そうな感じでしたが、割るのが大変なので、一か月ほど一時保管しておいて、再度材割を試みたいと思います。

 

右の材割り

 

右の材はぱっと見、ものすごくかじられている感じではありませんが、どうでしょうか。

 

割り出しを始め、なかなか食痕が見えてこなくて嫌な予感がしましたが、右の材からは結局幼虫五頭とれました。

 

内一頭は2令、残りの四頭は初令幼虫でした。

 

やっぱり後半にかじっていた2本目の木に小さい幼虫が見つかりました。

 

これで全体では、12頭の幼虫がとれたことになります。

 

え!15頭もとれないの、ホペイ72より少ないじゃん_| ̄|○

 

と若干意気消沈。

 

15頭は欲しいと思っていたのです。

 

しかし現実は現実ということで観念することに。

 

食痕木くずを集める

 

 

材割した材のかけらの中から食痕木くずをプリンカップに少しずつ集めていきました。

 

菌糸ビンに幼虫を入れる時に、この食痕木くずを一緒に入れてあげると、居食い率が上がる可能性があると教えていただいたからです。

 

居食いというのは、幼虫が菌糸ビンの中であまり動き回らないで、大型化する現象のことです。

 

 

食痕木くずを集めたら、プリンカップ二個分にもなりました。

 

こうしてくず拾いをしていたら、材のかけらから小さい初令幼虫が三頭とれました!

 

キタ――(゚∀゚)――!!

 

これで合計15頭(初令7頭2令8頭)となりました。

 

奇しくもホペイ72と同じ頭数とれたことになります。

 

おそらく右側2本目の材に入っていたのだろうと思ます。

 

 

菌糸ビンに投入、プリンカップに一時保管

 

菌糸ビンのストックが幸いにも10本ありましたので、それに穴を掘って、まず持参金(菌)の食痕木クズを入れ、その後幼虫を入れ、さらに上から食痕クズを入れました。

 

幼虫の菌糸ビンへの投入の記事はこちら↓(但しこの記事には持参菌(食痕木くず投与ところは載っていませんので悪しからず)

 

5頭は菌糸ビンが来るまでプリンカップに発酵マットを入れて管理することになります。

 

菌糸ビンは2日後に到着しますが、せっかくなので発酵マットに入れる時も、食痕木くずを入れてあげました。

 

 

 

結び

 

 

結果は2令幼虫8頭初令幼虫7頭の合計15頭でした。

 

やはりメスの産卵セット投入期間はしっかり1か月とるほうがいいのかな。

 

ホペイ72、77合わせて、30頭ですからわたし的には十分かつちょうどいいのですが、一メス一シーズン20頭位取れるといいなあと思います。

 

もし今回ペアが一組だけだったら、もう一回産卵セット組みなおしてもいいのかもしれませんが、今回はこれでよしとします。

 

ホペイ77ペアの割り出しは以上となります。そして今期のオオクワガタの割り出しは以上になります。

 

それでは!

 

続きの記事はこちら