6月22日に割り出し(※)たホペイオオクワ72mmペアの産卵セット。
(※)産卵セットから卵・幼虫を採取すること
作業終了後残骸を保管しておりましたが一か月たちましたので、再度広げて幼虫が残っていないか確認します。
埋め込みマットは針葉樹ミックスマットを使用
今回の産卵セットは、埋め込みマットに針葉樹ミックスマットを使用しました。
以前はクヌギの未発酵マットを埋め込みマットして使っていました。
今回針葉樹ミックスマット採用した理由は、
・「針葉樹のダニ防止効果と広葉樹の虫にやさしい両方の効果が期待でき」ること。
・幼虫のえさにはならないが、「マット自体が腐敗しにくく衛生的な成虫管理ができる」こと。
・「オオクワガタ等の材産みクワガタの埋め込みマットとしても適している」こと。(商品説明より)
要はあまり汚れず衛生的で、かつ産卵用の埋め込みマットしても使えるというところが良かったということでしょうか。
私の経験だとクヌギマットでもダニはあまりわかなかったですが、マット自体がぐじゃぐじゃドロドロになりやすかったように思います。
特に小さいケースでメスを飼っていると。
針葉樹ミックマットでもメスだけを小さなケースで飼うと一週間位でぐちゃどろにはなるのですが、比較的きれいな気がします、たぶん。
しかしこれをオオクワの産卵木の埋め込みマットに使うと、幼虫が材からこぼれた時どうするか、後になって考えてしまいました。
産卵セットを長期間放置するのでなければ、材からこぼれることはないので、いいのかなとも思います。
ちなみに純粋に成虫飼育だけに使うのなら、針葉樹マットを使うとダニもコバエもわかないとのことです。
材の確認
以上の理由で割り出し時に、ケースに入っていた針葉樹マットは廃棄しましたので、今回は、材のかけらのみでの再チェックとなります。
ケースを開けてみると、材のかけらはからからに乾いていました。
一本一本ひとかけらひとかけら新しい食痕や木くずなどが見られないかどうか、確認していきましたが、幼虫の採取はゼロでした。
残った材は小さいものは、廃棄して、割としっかりしていて太さや大きさのあるものは、転倒防止木として成虫飼育で使います。
疑問
これでホペイオオクワガタ72mmペアの産卵セットは残骸の処理までが終わりましたが、今回のことで改めていくつか疑問が残りました。
今までの飼育経過はこちらの記事で↓
埋め込みマット
針葉樹ミックスマットを使ったのは適当だったか?幼虫がこぼれたときのことを考えて広葉樹・クヌギマットに戻したほうがいいか?
残骸の保管期間
残骸は1か月の一時保管の上で、再度チェックしましたが、これは時期的に早いということはなかったか?
乾燥
埋め込みマットが幼虫飼育不可のマットだったので、材のかけらだけ保管することになりましたが、乾燥のことを考えると、マットと共に保管したほうがよいのか?
結び
ホペイ72mmペアとしては割り出し時に15頭の幼虫と卵5つを採取し、1か月後に残骸のチェックをしました。
採取した卵5個に関しては、結局一個も孵らず。
残骸からの幼虫は見つかりませんでしたので、最終的には15頭の幼虫で終わりました。
私が小規模でブリードする分には結果として調度いい数となりましたが、欲を言えば20頭位取れたらいいなと。
やっぱり同居期間は3日は短すぎるのかなあ?はたまた産卵木の問題か?
実は今日はこれから、ホペイ77㎜ペアの産卵セットの割り出しを行います。どんな結果になることやら。
次回の記事で報告しますね。
それでは!
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