9月26日に菌糸ビン交換したホペイオオクワガタ3令幼虫たちですが、翌日見てみると、メスの多く(6頭中5頭)が、暴れの状態にあることが発覚しました。
暴れ現象の対処法について尋いたり調べたりしたことをまとめます。
暴れとは
暴れとは、クワガタ幼虫の菌糸ビン交換時(投入時)に時に起こる現象で、主に3令幼虫での交換で起こります。
新しい菌糸ビンの中で幼虫がその環境に落ち着かず動き回ってしまうことです。
デメリットは、この状態が続くと、食べずに動き回るので幼虫のサイズが縮んでしまうこと、そして羽化不全を起こしやすくなること等があります。
暴れ自体は、菌糸ビン投入時にはしばしばあることですので、2,3日で収まるようなら問題ありません。
1週間以上も続くようであれば、対処法を考える必要があります。
考えられること
・蛹室づくり
3令幼虫後期での暴れの場合、蛹室を作るためのもので、ビン内のおがくずを崩しほぐして、蛹室を作りやすくするのが目的です。
・高温及び酸欠
菌糸ビンは高温(30度以上)下だと菌糸が劣化します。
これに対して菌糸自体が再生しようとして菌糸ビンの中の酸素が大量に消費されてしまいます。
また菌糸ビンを固く詰めすぎることでも、幼虫にまで酸素がいきわたらなくなります。
いずれの場合でも幼虫は酸欠状態になり暴れ回って上に上がってきます。
対処法
3令後期の蛹室づくりの暴れに関しては、正常な動作といえるようですが、やはりこれが一週間も続くと、上記のデメリットが出てきます。
また酸欠の場合と判断がつかないこともあるかと思います。
対処法①
菌糸ビンの蓋を外してキッチンペーパーなどを被せて輪ゴムで止めておく。
通気をよくするのですね。
これで2,3日様子をみて、それで落ち着けばオッケー。
落ち着いたら、再びしっかり蓋をする。
(キッチンペーバーのまま放置するとカビやコバエがわいたりするので注意です)
対処法②
対処法①でも落ち着かない場合は、菌糸ビンからマット飼育に切り替える。
マット飼育のメリットは、暴れや羽化不全を防げることです。
3令中期までは菌糸ビンで育て、しっかり頭幅と体重のある幼虫にしておけば、3令後期からはマット飼育にしても羽化個体の体長にそんなに差はでないようですし、また確実に完品羽化できるようです。
結び
私は実際には、キッチンペーパーで蓋をするを実行しました。
2日目ですが、様子を見ているとどうも暴れが収まってきて、一度食いちぎられた菌糸も再び成長して白くなってきました。
落ち着きそうな雰囲気です。
ふう、一安心かな?
もう一日様子見て落ち着いてそうなら、蓋を戻して他と同じように管理します。
以前は気にしていなかったのです。
そんなことがあってもそれが暴れで、放っておくと縮ませてしまうこともわかっていませんでしたから。
無知でなくなることで、いろいろ手間が増えますが、自分の飼育ベストを目指してこれからも学んでいきたいと思います。
それでは!
続きの記事はこちら