先日ペアリングがうまくいった富士山産ヒメオオクワガタですが、産卵セットの準備ができましたのでを組んでいきます。

 

このメスは、野外1年目の個体となります。

 

 

ペアリングの様子

 

4月20日に同居ペアリングを開始して、その当日に、メイトガードも確認。

 

それから4日間同居させてましたが、富士山産ヒメオオペアはとても仲が良くて、2日目、3日目も、常に一緒にゼリーを食しておりました。

 

微笑ましい風景です。

 

 

このヒメオオペアは、昨年秋に材割で採集された個体で、おそらく野外での活動は今年1年目になるかと思います。

 

購入したショップや、ネットの情報を見ると、ヒメオオクワのメスは、野外2年目に性成熟するので、1年目では産まない可能性が高い、といいます。

 

ただ当たり前ですが絶対ではないようですので、今回は、このヒメオオも、今年1年時間をかけて、産卵セットを組んでいって、いつ産むのか、あるいは今年はやはり産まないのか検証していきたいと思っています。

 

福島県産ヒメオオ産卵セットの状況

 

ヒメオオクワは、福島県産のペアがいまして、既に産卵セットに投入しています。

 

野外2年目のペアですので、通説でいうと今年産む個体になります。

 

一度産卵セットに入れて3週間置いたのですが、まったく産まず(材をかじりもせず)、追い掛けして再度様子を見ています。

 

ただ、こちらは追い掛けがうまくいかないのですね。

 

オスはスィッチ入ってメスを追いかけ回すのですが、メスはひたすら逃げる。

 

また同居2日目で追いかけっこはなくなったのですが、オスとメスは離れて、ゼリーを食しています。

 

果たして、この二人、ちゃんとペアリングできているのか、心配です。

 

富士山産が本当に仲睦まじいので、余計に心配なのです。

 

うまくいったカップルはあれだけ仲睦まじいんだからなあ~、と。

 

産卵セットを組む

 

福島県産のヒメオオの産卵セットと一緒ですので簡単に記しておきます。

 

 

産卵セットの準備というのは、産卵材の加工と加水処理に3日ほどかけるからです。

 

しでカワラ材です。

 

 

樹皮をそぎました。

 

 

マットは、産卵一番をかなり多めに加水して、底に敷きます。

 

 

 

その上に産卵木を置いて、半分位埋めます。2つとも木口を上にしました。

 

 

残りをミズゴケで覆います。

 

産卵木の木口は露出させておきます。

 

 

ゼリーとメスを投入して完成です。

 

 

結び

 

これで2ライン、ヒメオオの産卵セットを組みました。

 

一つは福島県産で、野外2年目のメスを投入。

 

もう一つが富士山産で、野外1年目のメスです。

 

 

富士山産は、とりあえず1週間後に産卵木を状態をチェックしたいと思います。

 

福島県産も、再度追い掛け同居を4日間させてましたので、これで、同じく1週間後にチェックしてみたいと思います。

 

産卵木をかじるくらいはあっていいと思うのですが、それも難しいのかなあ。

 

長期戦で気長に見ていきたいと思います。

 

それでは!