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5月29日は本土ヒラタクワガタの産卵セットを組んでメスを投入しました。私の産卵セットの組み方をレポートします。
産卵木は必要なの?
ヒラタクワガタの産卵セットの組み方は、おおむね私の中では出来上がっているのですが、ひとつ気がかりなことがあります。
ヒラタクワガタの産卵セットには、産卵木(さんらんぼく)は必要なの?ということです。
ヒラタクワガタは、材産みではなく、いわゆる「マット産み」のクワガタです。だったら産卵木は要らないんじゃねー、と思うのです。
人にきくと意外と、木も入れたほうがいい、木にも産むし、木を入れたほうが産卵の起爆剤になる等、産卵木を入れるのを勧める意見、結構ききます。
今回時間があったのでネットで色々調べたのですが、結論的には、ヒラタクワガタの産卵セットに産卵木は必要なし、と私の中でなりました。
もちろん、産卵木にも産むというのは間違ってはいないでしょう(実際私の経験でも産卵木に産んでました)。
しかしなくても産むなら、産卵木なしで産卵セット組むほうが手間もコストもかからずいいのではないでしょうか。
これからは私はヒラタの産卵セットには産卵木は入れないこととします。
これが、改めて調べて自分の中で決めた方針です。
ただ今回組んだ産卵セットは、ちょっと細いのですがヒラタの産卵木としてちょうどよさそうなのが家にありましたから、今回はそれも使うことにしました(使わないともったいないという理由)。
マットは何を使う?
ヒラタクワガタはマット産みなので、マットが肝ですね。とはいっても昆虫ショップでも、メーカーでも、クワガタ幼虫飼育可能と表示されている発酵マットであればまず大丈夫でしょう。
以前のヒラタ飼育では、「ヒラタノコ一番」というクワガタ幼虫飼育用の発酵マットを使って、産卵マットにしていました。むし社が最寄りの昆虫ショップということもあり、そのすすめでこちらを使っていたのです。
今回はコロナ自粛の最中でもあり、むし社も休業していて、生体もそうですが、飼育用品もネットで頼まなければならない状況だったので、改めてネットでいろいろ調べてみました。
そこで見つけたのが、フジコンというメーカー。
マットにしても、菌糸ビンにしてもゼリーでも、とにかくコスパがすごくいい。
先ほどのフォーテックの「ヒラタノコ一番」が、10L 1430円なのに対し、フジコンのクワガタ飼育用マット「クワデブロ発酵マット」は、10L 498円。
安かろー悪かろー、は困りますが、ネットでのフジコンの商品の評判は悪くなく。今年のブリードは基本的にコスパで優位なフジコンさんの飼育用品を使っていこうと決めました。
ですので、産卵用マットは「クワデブロ発酵マット」を使います。
産卵セットの作成
産卵ケースには、小ケース(W230*D155*H170)を使いました。
もう一回り大きいの(中ケース)がよいと書いてある文献もありますが、爆産を狙っているわけでもないので、いつも使っている小ケースを選びました。
産卵木はネットで調べると径7-8㎝位の柔らかい材がよいと出てきます。今回は私のはありもので、径4-5㎝の細い柔らかいコナラの朽木です。
産卵木は、水分をしっかり含ませてから(数時間)、樹皮をはいでおきます(私はいつもアーミーナイフを使っています)。
発酵マットは、ヒラタの場合はしっかり水分を加えよく混ぜます。手でぎゅっと握って型崩れしない程度ですね。
ケースの底から5cm位を準備した発酵マットで堅く詰めます。
その上に産卵木をのせ、更に発酵マットで埋めて、産卵木が3分1位が表面に出るようにして、周りも発酵マットでしっかり堅く詰めます。
マットのみで産卵セットを組む場合は、5cm堅く詰めた後にさらに10cm程度の厚さになるように今度はやや堅めに詰めます。
最後に、転倒防止材と、ゼリーを多めに置いて完成です。
結び
いよいよメス投入です。投入日は5月30日。これで1か月は様子を見て、メスを取り出そうと思います。
しかし実は、思いのほか早くメスを取り出すことになったのです。
これからも随時本土ヒラタのメスの動向をお伝えしていきますね。
それでは!