我が家にきて1か月が経とうとしているヤエヤママルバネクワガタのペア。
産卵セットやら採卵やらで、ゆっくり彼らと遊ぶことができませんでしたので、この機会にじっくり彼らを見てみようと思います。
おとなしい雰囲気ですが、意外とやんちゃです。
10月21日に我が家に到着
石垣島屋良部産 F3 ♂56mm♀44mm
ヤフオクで購入したものです。落札額10,500円。
石垣島産のヤエマルは既に採集禁止になっています。
2014年、禁止になる直前に採集したものを累代した生体になります。
(2020.11現在は西表島のヤエマルのみ採集可能です)
♂は10月3日に繭玉から自力ハッチ、♀も10月1日に自力ハッチ。
自力ハッチしてからは、どちらももう1か月半活動していることになります。
寿命を出品者さんに聞いたところ、未交尾で概ね2か月位、交尾してから3週間位だそうです。(出品者さんの経験知です)
そう考えると、活動期間的にも、交尾-産卵セットと活動内容的にも、後そんなに長くない付き合いなのだと思います。
自然界では、10月下旬から11月にかけてが発生・活動時期です。
11月いっぱい生きてくれるかな?
うかうかしていると成虫の彼らと触れ合う機会がなくなっていたということになりそうなので、再びケースからだして、彼らと遊んでみることにしました。
まあ、そんなことして彼らにストレスかけちゃいかんというのもわかるのですが、せっかくの想いのこもったクワガタムシなので、飼育者特権で、遊んでもらおうと思います。
ていうのも、過去に2度ほど、ペアで飼ったことがありましたが、1回目はそれこそ入手の翌日☆に。
2回目もペアリングは観察できたのですが、その後の産卵セットや環境づくりがだめだめで、あっという間に子をもうけることもなく、夫婦とも☆にさせてしまいました。
飼ったことがあるクワガタといっても、思い出があまりないのですよね。
あるのは残念な思い出ばかりで…
だから、生体に触れるのもちょっとおっかなびっくりなところがあります。
下手なことして☆にしてしまったらという思いです。
しかし今回は、ペアリングー産卵セットー採卵まで進んで、それも一段落つきましたので、最後にしっかり彼らと触れ合いたいと思います。
いい思い出作りですね。
遊ぶといってもそんなに負担かけられないので、ケースのふたを開けて、様子を見る。写真撮る。ちょっと触ってみる。反応を見る。写真撮る。手にのせてみる。いろんな角度から写真撮る、位のことなんですが。
現在の飼育環境
現在は24度に設定した簡易温室にて、成虫、卵、3令幼虫、一緒に飼育しております。
適温は23度~25度です。
オスは、コバエシャッターのミニケースに、メスはプリンカップ大に入れております。
転倒しやすい種のようですので、しっかり転倒防止材をいれております。
それでも何回かひっくり返ったところを目撃しており、注意が必要ですね。
オスもメスもどちらも、成虫飼育環境ではマットにはあまり潜らないですね。
地表にじっとしているか、気付くと脱出をもくろんでおります。
ミヤマクワガタほど露骨にではないですが、ケースを外からのぞいた時に、ケースの壁をよじ登ろうとしているところをよく見かけます。
ミヤマと違うところは、見つかるとすぐに体勢を戻してしまうところです。
そして体勢を戻すのに失敗するとよくひっくり返ります。
その点ミヤマはあくまでも、見られていようが、ケースのふたを開けようが、脱出すべく動き回っていましたね。
ヤエマルの話に戻って、では、ちょっとケースの上からまず見て見ましょう。
うーん、まん丸くて。大あごが独特で。中歯ですね。
本土にはない独特の魅力がありますね。
手にのせてみることに。
クワガタみんなそうではあることですが、ヤエマルは特に爪が鋭いですね。
すぐ爪が私の皮膚を破ります。痛いですね。
こんな角度からの写真。大あごのギザギザがすごいのです。
以上、オスちゃんでした。一緒に遊んでくれてありがとうね!
今度はメスを。
この牙は特徴的ですね。ニッパーみたい。かまれたことないけど、やっぱ痛いのかしら。
手にのせてみます。
44㎜とはいっても、横幅があるので、本土のメスと違ってこれでもかなり貫禄あります。
あ、爪が、皮膚が痛いわ。
手にのせると、こんな角度からの写真も撮れます。
なんだかんだいって、やっぱりかわいらしいですね。
結び
ふう、しっかり遊んでもらいました。
触れ合うことができてよかった。
今回はいい思い出作りができたかな。
あんまり触れ合っちゃうとストレスになっちゃうので、遊びはこの辺にして、後は、余生を快適に過ごしてもらえればと思います。
ヤエマルは自然界では後食しないのではといわれてもいるようですが、飼育下ではプロゼリー少しずつですが、食べてますね。
特にメスは、産卵セットに入れている時は、よく食べていたように思います。
環境さへ作れれば、この時期でも楽しめるマルバネクワガタ、独特な形状や習性が魅力的なマルバネクワガタ、残してくれた卵も、3令幼虫も含めて、飼育楽しみたいと思います。
それでは!
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