WDモーレンカンプオウゴンオニ、ブリードへの道(産卵セットデジカワラで続行2回目)

前回の記事では、WDモーレンカンプオウゴンオニ産卵セットをデジカワラ(デジケース産卵用のカワラ菌糸)で組んで1回目の割り出し結果を報告しました。

 

現在は、2回目の産卵セットへの投入が終わり、3回目に突入したところです。

 

途中経過をレポートします。

 

 

再びショップで相談することに…

 

前回1回目の産卵セット投入時は、穴を掘ってあげてもなかなか菌床の中に潜らず、心配だったので、8日の投入の後、すぐに割り出しをして、卵が出てくるか確認しました。

 

結果は、3卵確認し内2卵はダメ卵(赤色)でした。

 

 

その結果を生体購入元のショップ、アルティメットミカカブクワさんに電話で相談してみました。

 

いただいたアドバイス:

 

・メスが潜りっぱなしではなく、出たり入ったりするのは習性だからあまり気にすることはない。

 

・8日間で3卵産んでいたというのは、悪いペースではないし、デジカワラで産むメスであると考えてよい。

 

・赤い卵は、不良卵ではあるが、ワイルドにはたまにあることで、あまり気にすることはない。心配ならもう一度追い掛けしてみるのも手だ。

 

私はこのメスはカワラ菌床産卵には向かない個体で、植菌レイシ材を使うしかないのではと、そうなることを心配していました。

 

それにはコストも手間もかかってしまうから。

 

実際のアドバイスでは、上に書いたように、いまのままデジカワラの産卵セットでいけるんじゃないかということでした。

 

引き続きデジカワラでの産卵セットを続けることにします。

 

(デジカワラを更に購入しなければならないので、コストはかかるのですけどね('◇')ゞ)

 

2回目の産卵セットの様子

 

2回目の産卵セット投入は、4月30日でした。

 

投入前日は、1日ゆっくり休んでもらって、ゼリーを与えました。

 

いつもどおり、ボルトをさして、メスが潜り込める大きさの穴を掘り(体長の倍くらいの深さ)、メスを突っ込みました。

 

 

20~30分でメスは出てきてしまい、またか~、と嫌な予感がします。

 

しかし、これ以上は、もう試せないなあと思い、デジカワラで産んでくれることを信じて見守ることに。

 

すると2時間後には、また穴に潜っていたりして、ほんと、出たり入ったりが激しいメスです。

 

憂鬱ではありますが、それは習性だというので、それを信じて、やはり見守ることに。

 

5月9日。既定の投入期間10日間が経ち、メスを再び取り出し、成虫管理のケースへ。

 

10日間見た感じでは、穴からの出入りは大体同じようなペースでした。

 

私が掘った穴以外にも、もう一か所自分で穴を掘っていましたが、それもケースの半分位の深さのところで、すごい穴を掘って潜った感じではないです。

 

(向かって左上が私が掘った穴、左下がメスが掘った穴)

 

というもの、以前の飼育品のモーレンのメスは、卵は産まなかったですが、もっと豪快に菌床の中を複数個所穴開けて、深く潜っていたのですよね。

 

それと比べてしまうと、やる気あるのかしら、産んでないのじゃないかしらと不安になるのです。

 

飼育品のメスは、潜りましたが、産みませんでしたけどね。

 

2回目の産卵セットの結果は、すぐに割り出さないで、1か月後、幼虫になっただろうと時に割り出したいと思います。6月6日位かな。

 

実は、1回目の産卵セットで1卵採れたので、プリンカップにマットを入れて、管理していたのですが、数日で腐ってしまったのですね。

 

卵自体の質が悪かったのかもしれませんが、そんなこともあったので、なるべく卵で採りだしたくないのです。

 

気にはなりますが、産んでいることを信じて、1か月後に割り出ししたいと思います。

 

3回目の産卵セット投入へ

 

丸一日休ませて、今日、WDモーレンとしては3回目の産卵セット投入になります。

 

赤い卵に関しては、追い掛けしてみてもよいかもしれないと言っていたので、今回は、追い掛けしてから投入したいと思います。

 

追い掛けは、WDを購入した時にさせて、それから1回目の産卵セットに投入したのですが、それ以来です。

 

追い掛け一回目の時は、ケースの同じ仕切りの中に入れてあげたらすぐにペアリングのスィッチが入り、成立しましたが、今回はどうでしょうか。

 

今回もすんなり、成立しました。交尾の時間は、10‐15分位でしょうか。

 

 

その間に、デジカワラ産卵セットの方も準備をしておきます。

 

ボルトを真ん中にさして、端っこには穴を1つできるだけ深く掘りました(ダイソーのリンゴの芯抜き使用)。

 

準備万端、交尾の済んだメスを穴に突っ込みます。

 

 

 

 

今度はできれば前回よりも長く潜ってくれると安心なんだけど。

 

結び

 

穴に突っ込んだメスですが、30分位したら、地表に出ていました_| ̄|○

 

再びちょっと憂鬱になり、まあ、仕方がないと思っていたところ、再度見ると再び穴に潜っており(なんなんだ!)、あまり彼女の挙動に一喜一憂せずに様子を見守りたいと思います。

 

デジカワラは、1回目の産卵セットの後、追加で3個購入しています。

 

3個購入したうちの、今は、2個目を使っています。

 

3個目が終わったら、今年度は、本当にモーレンカンプオウゴンオニの産卵活動は、打ち止めにします。

 

全部で10頭位とれるといいのだけど…

 

ちなみに、飼育品のメスから奇跡的に(?)採れた幼虫1頭ですが、しばしカワラプリンカップで管理しておりましたが、5月3日に800㏄カワラ菌糸ビン(大夢)に投入しました。

 

こちらはすくすくと育っている模様です。

 

それでは!