ミヤマクワガタの産卵セットの組み方を実際にやりながらレポートしていきます。
産卵してもらうための飼育管理上の欠かせない重要な2つポイントについてもまとめました。
用意するもの
①飼育ケース
中から大サイズがいいようですが、私のキャパの事情で今回は小ケースで組んでみます。
小ケースでも産んでいるときいております。
②マット
オオクワガタのモンスターが出しているミヤマクワガタ専用マットです。
産卵~幼虫飼育までのすべてに対応しているのでこちらに決めました。
水分調整済みとありますが、特に産卵セットの時は少し加水する必要があるようです。
ミヤマクワガタの産卵セットについて調べてみると、しばしばケースの底に黒土をつめ、その上に発酵マットを軽く敷くという2段構えの方法が書いてあります。
幼虫飼育は黒土での飼育からはじめて、成長に従って、栄養価の高い発酵マットをブレンドしていく方法です。
成長に従って、というところと、ブレンドしていく、というそのさじ加減を私には判断する自信がないので、今回は、産卵から幼虫飼育までオールインワン(モンスター曰く)になっている完熟ミヤママットを採用することにしました。
③転倒防止木
市販の樹皮ブロックと転倒防止木のありものを使いました(フジコン社製)。
④ゼリー
ゼリーはフジコンのドルクスゼリーワイドSを使用します。
産卵時には特にKBファームのプロゼリーがお勧めと多方面から伺っておりますが、既に購入してしまった分がありますので今期はこちらを信じて使いたいと思います。
⑤保冷用発砲スチロール
簡易保冷室です。
今回はこれで20度前後維持することを目指します。
保冷剤は塩水入りの凍らしたペットボトルで試してみます。
簡易保冷室についての詳しい記事はこちら↓
産卵セット組みの実際
①マットの加水
完熟ミヤママットですが、モンスターの店主さんに聞いたところ、水分調整済みとはいうものの産卵セットには特に湿度が必要なので追加で加水もしたほうがいいとのことでした。
ぎゅっと握って水がしみでるちょと手前くらいまで加水しました。
②マットのケースへ固詰め
加水したマットでケースの7分目まで固詰めしました。
一度にやろうとするとしっかり固詰めできないらしいので、まずは少しず固詰めするのがコツです。
ここでブログを書いていて気づいたのですが、私小ケースを使っているので7分目といっても深さが10cm位しか取れていないのですね。
調べるとミヤマは深さが必要らしく20~30cmはマットを埋めるように解説しているところもあります。
ありゃありゃ(;^_^A
2~3日様子をみて、メスが地上に出てきて産む気がなさそうな雰囲気なら、再度追加でマットを固詰めしたいと思います。
ぎりぎりまでマットを敷くと、ふたというか、その間に新聞紙挟んでいて、その新聞紙にメスが限りなく近くなるので、ヒラタクワガタの産卵セットの時のように新聞紙を食いちぎって、穴開けてしまうか心配なのです。
マットはそのまま幼虫飼育にも使うので、クチキバエがわいてしまうのどうしても防ぎたいのです。
様子をみて対処したいと思います。
③仕上げ
7分目まで固詰めした後に、2cmほど同じマットをふわっと敷きます。
その上に転倒防止木を数個置き、最後にゼリーを入れてあげて完成です。
④メスを産卵セットに投入
野外採集個体の持ち腹さんですので、同居はさせずにそのままセット。
上から霧吹きなどしてあげて。
新聞紙を間に挟んで、ふたをします。
⑤保冷室に入れる
今のところは、360mlのペットボトルで保冷温度は21.5度です。
もう少し下げられるのかどうか工夫はしてみたいです。できれば21度以下に産卵セットを維持したいです。
飼育管理上の2つのツボ
温度管理
産卵~初令幼虫の飼育までは、20度前後を暑い時期でも維持しなければならない。
そうでなければ☆にしてしまう。このことを肝に銘じて飼育頑張りたいと思います。
湿度管理
産卵セットが乾燥しないようにこちらも毎日の霧吹きを欠かしてはならない。
ミヤマは湿度を必要とするクワガタであるということを肝に銘じて飼育がんばりたいと思います。
結び
不備や至らないところもありますが、これで様子を見ながらまた調整してしてやっていきたいと思います。
ミヤマメスこのまま産卵モードに入ってくれればいいのだけどな~
それでは!
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