遂に本土ヒラタクワガタ、常温飼育組の羽化が出そろいました。
かなり健闘してくれたと思います。70㎜には及ばなかったですが、最高サイズも出ました。
これで2020年度の子どもたち全24頭の羽化完了です。
羽化個体紹介
常温飼育組は前回の記事で紹介した2頭※に加え、5頭が羽化してきました。
この5頭全て4月羽化となります。
割り出しが2020年6月でしたので、10か月かけて羽化してきたことになります。
メスは昨年中に羽化していますので、この5頭は全部オスです。
自宅マンションの自室内での常温飼育となります。
※前回の紹介した2頭のデータ(羽化日、サイズ、最終体重)
02.11 69mm(18.5g)
03.07 67mm(18g)
4月18日羽化 69㎜
菌糸ビンで12月まで飼育し、1月に入って3本目はマットボトルに切り替えた個体です。
1月の時点での最終体重は17.5gでした。
ちょい尻出しですが、上翅の先端から大あごの計測で69㎜です。
17.5gからの69㎜は、1月のマットボトルに切り替え後も成長してくれたということでしょうか。
健闘です。
4月18日羽化 65㎜
3本かえし、全部菌糸ビンです。
1月の時点でのビン交換で、16.5gから15gに体重を減らし、そこからの65㎜でした。
15gで65㎜も健闘ではないでしょうか
4月22日羽化 69.5㎜
2020年度期、最高サイズがでました!
70㎜いったかなと思いましたが、ちょと足りなかったです。
この個体の経歴ですが、
マットボトル3本かえしです。
2本目交換時18g、1月3本目交換時19g、4月69.5㎜で羽化。
全てマット飼育で、かつ、自室内常温飼育、10か月羽化でした。
最後は、温室菌糸ビンではなく、常温マットで最高サイズが出ました。
今期2021年のブリードの際に大いに参考したいところです。
4月22日羽化 61㎜
2020年度期、もっとも小さいサイズで羽化したのがこちらです。
菌糸ビン3本かえし、2本目交換時の体重が14.5g、1月の3本目が15gでした。
幼虫体重としても最も小さかった個体になります。
素質的に小さい子だったのだと思います。
こちらもちょい尻出しですが、上翅の先端からの採寸で61㎜となります。
4月26日羽化 68㎜
2020年度期、ラストを飾ったのがこの個体、68㎜でした。
2本目まで菌糸ビン、1月の交換でマットボトルにしました。
その時の体重は17.5g、順調に羽化まで行ってくれました。
こちらもちょい尻出し、尻出しが多いな('◇')ゞこれはなにが影響しているのだろうか?
2020年度期本土ヒラタ羽化結果
改めて、全24頭の羽化個体のデータをのせます。
本土ヒラタメス結果(温室菌糸ビン2本かえし)
2020.10.23 39mm(?g)
2020.11.07 39mm(7g)
2020.11.28 40mm(9g)
2020.12.02 39mm(8g)
2020.12.10 38mm(?g)
2020.12.29 38mm(6g)
2020.12.31 38.5mm(6.5g)
本土ヒラタオス温室飼育組結果
<菌糸ビン>
2020.12.15 67mm(19.5g)
2020.12.16 69mm(20g)
2020.12.19 69mm(18.5g)
2021.01.08 66mm(18.5g)
<マット飼育>
2020.12.24 65mm(20g)
2020.12.29 66.5mm(20.5g)
2020.12.30 65mm(19.5g)
2021.01.10 68mm(19g)
2021.01.29 67mm(19g)
2021.02.02 68mm(19g)
本土ヒラタオス常温飼育組結果(菌糸ビン/マット混在)
2021.02.11 69mm(18.5g)
2021.03.07 67mm(18g)
2021.04.18 69mm(17.5g)
2021.04.18 65mm(15g)
2021.04.22 69.5mm(19g)
2021.04.22 61mm(15g)
2021.04.26 68mm(17.5g)
結び
次回の記事で、2020年度期の結果を踏まえた上で、2021年度期の本土ヒラタブリードプランを作りたいと思います。
今回どうしても出すことのできなかったオスの70㎜UP、そしてメスは40㎜UPが1頭だけ出ましたが、次期も1頭でも2頭でも40㎜UPを出せるように、それを目標にしていきたいと思います。
大きな羽化不全もなく(尻出しはあるけど)、元気に羽化してくれてありがとう。
それでは!