ホペイオオクワガタの蛹を人工蛹室で管理しておりましたが、先日羽化不全を起こしてしまいました。
羽化不全を防ぐための人工蛹室で羽化不全が起きてしまった_| ̄|○
人工蛹室を使用する上での注意点、ご指摘いただいたり、調べてみたことをメモ書き的にまとめます。
人工蛹室作成上の注意点
・縦の長さは、羽化した際の予想体長の1.5倍位をめどにする。
オオクワガタなら大体10㎝くらいでしょうか。
上から見た図
・横幅は、蛹の幅の1.3倍位。幅がありすぎると、羽化時にうまく回転できず、うつぶせになれなくなる。
羽化はうつぶせになってから開始される。
・底(お尻)の部分の角度がありすぎると、羽化時にうまく回転できず、うつぶせになれなくなる。
断面図NG
・頭とお尻部分で若干傾斜をつける。
断面図OK
人工蛹室の使い回しの注意点
使い回しをするときの人工蛹室補修には、以下の点を気を付ける。
・削るのは基本、底の部分。薄皮を剝くように。したがって使い回しをする場合は、人工蛹室自体にある程度高さがあったほうがいい。
・横幅は基本削らない。横幅が広がると蛹がうつぶせになりずらくなる。
・蛹はお尻の部分で動き回って、オアシスを削ってしまいます。使い回しているとだんだん底の部分の角度が急になっていくので、あまり急になりすぎないように補修する。
私の場合は、横幅を補修のたびに広げてしまっていたように思います。
蛹のお尻の部分で、かなり底の部分が削られて、急角度になっていましたが、それも放置しておりました。
うまくうつぶせになれなかったホペイオオクワガタの羽化
以上のように補修をしていって、最終的に形やサイズが変わってしまったら、人工蛹室の使い回し終了時期なのかなと思います。
羽化不全のホペイをレポートした記事はこちら↓
結び
ホペイオオクワ♂用に新たに人工蛹室を作りました。
ちょと横幅広いかな(-_-;)
何度も作るのは手間なのでなるべくなら、使い回ししたいですが、使用後のきちんとした補修が大事ですね。
人工蛹室の要件を満たさなくなったら、その人工蛹室に見切りをつけるのも大事だと思いました。
人工蛹室で羽化不全させてしまったら元も子もないですから。
蛹も人工蛹室も丁寧に扱っていきたいと思います。
それでは!