遮断シートを挟まずにベープマットをたいて、部屋に一晩おいてしまったホペイオオクワガタ77mmペア。
数日後、狂乱錯誤の状態でしたが、あれから二人はどうなったのか記しておきたいと思います。
メスの状態 奇跡の復活
ホペイオオクワガタ77mmペアは、ベープマットをたいた後からマットにもぐって姿を見せなくなりました。
それから数日後、ケースにキノコバエが再びわいてきたので、マットごと交換することに。
そこで改めて二人をケースから取り出して、小ケースにいれると、オスがいきなり狂いだしメスを攻撃し始めました。
急いで引き離しましたが、その後オスもメスも錯乱状態のようになって、動きがぐちゃぐちゃになり、自分からひっくり返るを繰り返すようになってしまったのです。
その時の詳細を書いた記事はこちら↓
現在のメスの状態ですが、その後大プリンカップに入れてオスからは離し個別に管理しています。
直後のメスは、オスの攻撃により後足に致命傷を抱えてびっこを引いており、動きはぐちゃぐちゃで自分からひっくり返るをプリンカップの中でも繰り返していました。
このまま体力消耗するまで動き回って命尽きるしかないのか。
具合がおかしくなった日は、一日そんな感じでひっくり返ってもがいている状態でした(起こしてもすぐにひっくり返ってしまうので)。
翌日の朝、プリンカップを見ていると、意外なことに、メスはひっくり返っておらず、マットの中で静かに寝ていました。
ゼリーも入れて様子を見ることにしました。
あの錯乱状態から落ち着くということがあるのかしら(私は神経をやられたと解釈しています)とも思い、また足に致命傷を負っていたので、やはり長くはないだろうと思いました。
それから2日後に再度プリンカップを見てみると、その日もメスはマットの中にもぐっていましたが、ゼリーの状態を見ると明らかに食べていることがわかりました。
それでもぐっているメスを取り出して確認することにしました。
私が手で取り出した時は体に足を全部しまって、固くなって動かない姿勢を通していました。
そこでプリンカップの中に戻すと、元気だった時のように、すぐにそそくさと動き出して、マットの中にもぐっていきました。
その際、前回のオスの攻撃で致命傷だと思われた後ろ足の動きも軽妙で、どうも治ってしまったかのようです。
足の具合が心配だったので、再度取り出して、歩かせてみましたが、間違いなく足の動きがおかしいということはありませんでした。
それから現在に至るまで、基本マットにもぐっていますが、夜間はたまに出てきて食事もとっています。
どうもメスは一命をとりとめて回復しているようです。
オスの状態 依然重体
オスはあの日は終日ケースの中で、錯乱状態で、ぐちゃぐちゃ動き、ひっくり返りを繰り返しておりました。
数日たち、メスは回復してきたのにオスだけは回復してこないのはどうしたわけか?
そこで思いついたのが、オスを入れてあるあのケースの中に何か問題があるのではないか。
ベープマットを浴びたケースは水洗いして新しいマットに入れ替えはしたものの、オスの錯乱状態が収まらないのです。
そこでオスをそのケースから取り出して、小ケースの中で管理することにしました。
現在ですが、小ケースの中で依然としてひっくり返ったまま、自分から起き上がることができない状態です。
大きな転倒防止用の材を入れてあげても、自分から起き上がれず、しがみついていられず、ひっくり返ってもがくことしかできません。
この数日は体力も消耗し、ひっくり返ったまま余命が尽きるのを静かに待っている状態です。
結び
メスは奇跡的に回復?しましたが、オスはやっぱり回復は難しかったようです。
オスはかわいそうですが、このまま静かに力尽きるのを待ち、メスはこのまま大事に飼育していきたいと思います。
オスとメスで回復が違ったのは性差の問題なのか個体差の問題なのか、はたまた環境の問題なのかわかりません。
このベープマット事件はこれで終わりになるはずでしたが、新たな飛び火が起こってしまいました。
今度はもう一組のホペイオオクワガタペアが殺虫剤の毒牙に襲われることになったのです。
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