菌糸ビンで飼育していた本土ヒラタクワガタの♂全9頭の内、最終体重ベスト2の2頭が羽化してきました。
2頭の大体のサイズを測りましたが…
菌糸ビン飼育の本土ヒラタクワガタ
全9頭の内、最終体重順に以下のようになります。
①20g②19.5g③18.5g④18.5g(→温室管理)
⑤18g⑥18g⑦17g⑧16.5g⑨14.5g(→常温飼育)
この内、①20g②19.5gが羽化してきました。
初めに②19.5gが人工蛹室から12月15日に羽化、続いて①20gが16日に羽化しているのを菌糸ビンの側面から確認しました。
19日ちょっと早めですが、生体のサイズ測定をしました。
19.5gのサイズは?
15日に人工蛹室から無事に羽化した♂。
かなり落ち着いてきたのでミズゴケを入れた800ccボトルに移して引き続き休んでもらっています。
こちらはお尻もかなり引っ込んで、かなり固まってきました。
サイズは、67mmでした。
種親68mmでしたので、親超えならず、残念。
目標としていたのは、70mmUPでしたので、当然そちらもアウトです。
サイズが伸びなかったのは、やはり6か月で羽化という早期羽化が影響しているのでしょうか。
こちらの個体の人工蛹室での羽化の記事はこちら↓
20gのサイズは?
こちらは、時間差でちょっと上のより羽化が遅かったですが、ほぼ同時期に羽化した模様です。
これが菌糸ビンの最終体重では最大だったので、期待がかかると同時に、19.5gが親超えならずでしたので、かなり不安になりました。
ひょっとしたら今期これが最大サイズの♂かもしれないのです。
サイズですが、69mmでした!
親超えは何とか達成です。
70㎜には届いてないようです。69mm以上70mm未満。
69㎜、うーん、70㎜はやはり行かなかったかあ。
前者よりも2mm大きいのでそれはよかったですが、菌糸ビン飼育では最大の幼虫でしたので、今後の他のオスたちのサイズ結果を占う上で、非常に重い結果ですね。
それは70㎜UPを目指すという観点からです。
実はマット飼育には大きいサイズの幼虫が…
菌糸ビン飼育としては、幼虫の最終体重は、
①20g②19.5g③18.5g(→2頭)
がベスト3です。
マット飼育の♂の幼虫も8頭おり、最終体重の大きい順に並べると以下の通りです。
①20.5g②20g③19.5g④19g⑤19g⑥19g(→温室管理)
⑦18.5g⑧18g(常温飼育)
実はマット飼育の幼虫のほうが全体的に体重が乗っているのです。
最終体重最大は、マット飼育の20.5gとなっています。
現在①20.5g②20gが近い日程で蛹化し、羽化を控えている状況です。
この2頭がどれ位のサイズになるかが、今私のもっとも気になるところとなります。
どちらか一頭が70mmUPで羽化してくれることを切に期待したいです。
(幼虫時20.5gの蛹。てっぺんに蛹室を作ったので露天掘りにしている)
結び
一般には菌糸ビンのほうが早く成長し、でかくなると言われているので、マット飼育での70mmは難しいかもしれません。
当初のプランでは、年明け2月~3月位の羽化を予定していました。
今回早期羽化が多くなってしまったのは、夏場の温度管理が甘かったことに起因するのだと思います。
25度で管理していると、多くが年内羽化になるとご指摘いただきました。
恒温23度で飼育するのが一番大きくなるとも伺っています。
十分なサイズを狙うには、羽化までに8か月は必要とも伺いました。
その辺を実現できなかったのが反省点で、来年再度チャレンジする場合には、なんとかそこを死守してやりたいと思います。
総括するのはもう少し後でもいいので、まずはドキドキしながら、マット飼育のトップ2頭の羽化を待ちたいと思います。
それでは!
続きの記事はこちら
同じ20gの幼虫が羽化した場合, 菌糸よりマット飼育のほうが体長が大きく出やすいので70mmはあるかもしれませんよ
菌糸ビンの場合幼虫体重は乗りやすいですが, 体重の割に体長が伸びにくい傾向があります。マットはその逆です。
そうなんですね!ご教示いただきありがとございます!
では、もう少し期待して、マット飼育の子たちの羽化を待ちたいと思います。